趣旨:
現在、持続可能な開発目標(SDGs)は、達成期限である2030年までの折り返し地点にあります。
その一方で、今年の9月にニューヨークの国連本部で開催された「SDGsサミット」では、グテーレス事務総長が「目標の15%しか達成出来ておらず、多くは逆行している」と報告するなど、このままでは2030年までに到底達成できないなどの悲観的な意見が主流とされています。
この状況は新型コロナ感染症の蔓延、ウクライナ紛争や原油や食料価格の高騰などが要因とされますが、人類は残された7年足らずの期間においてSDGsの取り組みをどのように加速化するのか、またこのような状況や課題にどのように対処すべきなのかなど、今日も様々な国際場裡で議論されています。
この勉強会では、このような議論がなされている場に参加しているJICAの実務者をお招きして、各国政府や国際機関、NGOなどがどのような議論をしているか、また、今後、課題達成への遅れや新たな課題に対処しようとしているかなどの現状や今後の動向について、話題提供いただき、今後、関西SDGsプラットフォーム大学分科会や「いのち会議」に参加する関係者間で今後の活動のあり方についてともに考える場と致します。◆開催場所 大阪大学中之島センター5階とオンラインによるハイブリッド開催
・挨拶 堂目卓生 大阪大学SSI長 「いのち会議について」
・話題提供 安永幸代 国際協力機構(JICA)企画部延長協調企画室 調査役
・話題提供者と参加者による対話 進行:田和正裕(大阪大学SSI教授)