テーマ:『運動器疾患の認知神経リハビリテーション~運動器の3つの側面と臨床の実際~』
対象者の主観的な内省として
「膝をのばすと足が飛んできそう」
「鉄板みたいな腰」
「膝が大きく感じる」など、
運動した時に感じる健側とは異なる感覚や身体知覚異常について語ることは少なくありません。
また、「良い姿勢でいないと悪化する」などの認知から過剰に緊張を高めたりする状況も臨床上経験します。
このような時に、どのように病態を解釈したらいいのか、悩むこともあるのではないでしょうか?
運動器疾患における臨床場面では、一般的に運動を運動学や運動力学の視点から評価・解釈し訓練が行われ、生体の構造や運動を力学的に解釈することは重要であると考えられます。
認知神経リハビリテーションは運動器疾患を3つの側面に分けて説明されており、
そこには「情報器官」としての視点が含まれています。
今回、運動器の「力学器官」「実行器官」「情報器官」の側面を臨床の具体例を交えながら解説するとともに、臨床経験をもとにしながら訓練場面への落とし込み方を提示したいと考えています。
初学者の方もお気軽にご参加お待ちしております。
【講義の主な内容】
・運動器の3つの側面
・評価の工夫と臨床
講師:新田 麻美(北海道医療大学病院 理学療法士)