オーダー仕立て 作品チェックシート
大切な作品をお預りするにあたり、作品の状態やご利用の道具について注意事項がございます。
大切な注意事項ですので、作品を制作される前に必ずご確認ください。

なお、誠に恐れ入りますが、ご注文時は下記の注意事項をご了承いただいた上でご指示をお願いいたします。

万が一、下記注意事項に該当する内容の加工事故が発生した場合、弊社は一切の責任を負いかねますこと、予めご了承をお願いいたします。


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■作品を制作・ご依頼いただく前に必ずご確認ください
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書遊ではお客様の大切な作品をお預りするにあたり、長年の経験上様々な不具合を想定の上、より良い作品へと仕上げて参ります。
様々な可能性を踏まえて下記のチェック項目を設けておりますので、ご依頼にあたりご理解とご協力をお願いいたします。

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Email *
お名前 *
作品の状態をご記入ください。
01.作品制作の時期 *
お仕立てする作品は、完全に乾いている必要があります。1週間以上は乾燥させた作品をお送りください。
02.ご使用になる紙について
二層紙や三層紙は、紙自体が多層になっているため、紙漉き時のシワや折れシワ、折りたたみジワは完全に取れないことがあります。また、多層紙特有の部分的な「浮き(部分的に空気が入る現象)」が発生することがあり、これらは伝統裏打ちによって多くを解消することが可能になります。このため、多層紙の場合は「伝統裏打ち」の選択をお願いします。なお、多層紙作品でドライ裏打ちを選択された際は、既述の問題についてご了承いただいたものとして加工を進めさせていただきますこと、予めご了承ください。※多層紙特有の不具合例は 画像 にてご確認ください。※伝統裏打ちは追加料金が発生いたします。
参考画像:多層紙を使った仕立て。左図の赤線部分にしわが入っています。
03.使用墨液の種類
「作品用」以外の墨液は、加工をお断りさせていただいております。表装加工は、作品全体へ水の噴霧を行い、シワを伸ばす工程があります。「洗える墨液」や「定着剤が配合されていない墨液」は、作品に「ニジミ」や「脱色」・「消失」などを引き起こす可能性が極めて高くなります。※表装をご依頼の作品には必ず「作品用の墨液」をご使用ください。
04.練り墨の使用について
「練り墨」は水を混ぜてお好みの濃度で使用する高濃度の墨液です。練り墨に水を混ぜる際、十分に攪拌(かくはん)されていないと、墨液中の濃度にムラが発生し、水分が多い部にニジミが発生する可能性が高まります。練り墨をご利用の際は、練墨と水を十分に攪拌させた上でご利用ください。※表装時はニジミ止め処理を施しますが、ニジミ止め処理中に発生したニジミや、ニジミ止め処理後に発生したニジミは、弊社では責任を負い兼ねます。予めご了承ください。
05.作品の墨・墨液の状態について
「腐らせた墨」・「腐っている墨」・「1年以上経過した墨液」などの場合、膠や樹脂の定着力が低下し、表装加工時に「にじみ」や「変色」が発生することがあります。また、正しくお手入れされていない硯や墨池に付着した古い墨の腐敗などが原因で、特有の「にじみ」や「変色」が発生することがあります。※表装時はニジミ止め処理を施しますが、ニジミ止め処理中に発生したニジミや、ニジミ止め処理後に発生したニジミは、弊社では責任を負い兼ねます。予めご了承ください。
06.顔料や絵具の使用について
表装加工は、作品全体への水の噴霧およびシワを伸ばす工程があり、十分に乾いたと思われる作品でも加工中に顔料などが溶け出すことがあります。「定着剤が配合されていない顔彩や絵具」で書かれた場合、作品に「ニジミ」や「脱色」・「消失」などが発生することがあります。※表装時はニジミ止め処理を施しますが、ニジミ止め処理中に発生したニジミや、ニジミ止め処理後に発生したニジミは、弊社では責任を負い兼ねます。予めご了承ください。
07.インク系の朱肉、筆ペンの使用について
定着処理が施されていないインク系をご使用の作品や添削用の朱液で書かれた作品は、例外なく加工をお断りさせていただいております。表装では、全ての加工に作品全体への水の噴霧およびシワを伸ばす工程があり、インク系の朱肉や筆記具は、加工時に「ニジミ」や「脱色」・「消失」などが発生することがあります。
08.金銀の文字や金銀箔などを使用について
金泥・銀泥・金文字・銀文字・金箔・銀箔などで書かれた作品は、熱加工による「脱色」・「剥離」・「ヒビ割れ」・「欠落」などが発生する可能性があることから、「ドライ裏打ち」の加工をお断りいたしております。金・銀を使用された作品は、伝統裏打ちのご選択をお願いします。※伝統裏打ちは追加料金が発生いたします。
09.作品の文字について
紙面いっぱい(紙面からはみ出した)に書かれた作品の場合、「化粧裁ち」の工程で作品の一部が切れてしまう可能性があります。作品の一部がはみ出したり、はみ出しそうな作品をご依頼の場合、「切れて欲しくない辺」を下記「10.化粧断ち優先箇所」にてご指示ください。※ご指示がない場合は、「落款が書かれた辺(大半は作品左側の辺)」から順に化粧断ちを行います。※「化粧裁ち」とは作品を裏打ちした後、作品の四角を直角にし、ゆがみのない方形に整える工程です。
10.化粧断ち禁止箇所について
09.項目に該当する方は、作品の四辺の中で最も「切れて欲しくない辺」をご指示ください。下記(上・下・左・右)にチェックをお願いします。【化粧断ちについて】http://shoyu-net.jp/?mode=f88#product ※「化粧裁ち」とは作品を裏打ちした後、作品の四角を直角にし、ゆがみのない方形に整える工程です。
11.作品の汚れについて
墨の汚れ・鉛筆の下書き・手に付いた墨などの汚れや印泥の汚れなど、作品には気づかない間に汚れが付着することがあります。「裏打ち」とは、作品のシワを伸ばし、作品裏面に裏打ち用紙を貼り付ける工程で、作品1枚の時には判りづらかった汚れなどが際立って現れることがあります。裏打ち加工後に作品汚れが判明することも多々ある事象ですので、予めご了承ください。                                                        ・作品を折りたたんだ際、印泥が反対側に色移りしている。→  印の上には動かないように当て紙を当てた状態で作品をお送りください。・手に付着した墨や印泥が作品に付着しないようにお気を付けください。※鉛筆での下書きや名前・しるしなどは、お客様ご自身で予め消された上でご依頼ください。(弊社は原則として作品内容に手を加えることはございません。)※下敷きに付着した墨などが作品裏にこすれて付着することがあります。→ 下敷きの汚れは反故紙で抑えたり、拭き取るなどの対処をお願いします。
12.破れや穴、印の押し間違いについて
破れた箇所が欠落しておらず、伸ばせば繋がる場合は伝統裏打ちをご選択ください。破れた箇所が欠落していないことからドライ裏打ちを選択された場合、ドライ裏打ち用の用紙が作品の表面から微妙に見える状態で仕上がります。https://shoyu-net.jp/?mode=f98#hyousou_dentouurauchi(画像をご確認ください)ドライ裏打ち用の裏打ち紙は表面に光沢があるため、かすかに見える状態でもある程度目立つ仕上りとなります。予めご了承ください。穴や破れた一部が欠落している、印を押し間違えた場合などは伝統裏打ちをご選択ください。ただ、押し間違えた印に文字が掛かっている場合や、文字の途中などを差し替えることはできません。差し替えが有効なのは、差し替える箇所の周囲に加工に必要な余白があることが前提条件となります。※穴が空いたり・作品の一部が欠落した作品をご依頼の際は、ご依頼作品と同じ紙を欠落したサイズよりも大きいサイズで同送ください。※印を押し間違えられた際は、ご依頼作品と同じ紙に周囲の余白を大きく取った状態で捺印いただき同送ください。※伝統裏打ちで補修を行った場合でも、補修跡が判りにくくなるだけで判らなくなるわけではありません。※伝統裏打ちは追加料金が発生いたします。※作品の一部を補修で差し替えたサンプルは画像をご覧ください。https://shoyu-net.jp/?mode=f98#hyousou_dentouurauchi
破れ箇所の裏打ち参考画像:左図【ドライ裏打ち】 右図【伝統裏打ち】
13.破れ、穴の箇所について
紙が破れている箇所を記載してください。
14.紙の漉き目について
紙の漉き目が、縦になっている場合、伝統裏打ちをご選択ください。特にヨコ型式の作品(横長の作品)に多く見受けられる事例ですが、紙の目がタテ目になっている作品を掛軸に加工した場合、掛軸を巻く際に作品に無数の微細な折れシワが生じる可能性が高くなります。※半切を1/3にカットした紙をヨコ形式の作品にする場合などに見受けられます。※伝統裏打ちは追加料金が発生いたします。【紙の漉き目について】http://shoyu-net.jp/?mode=f88#kami
参考画像:左(逆目):横長作品は【伝統裏打ち必須】。巻くとシワが生じやすい形。 / 右(順目):ドライ裏打または、伝統裏打ち。
15.紙の漉きムラ、ゴミについて
作品に漉きムラ、ゴミがある場合は、予めお知らせください。
16.作品の天地向きについて
お仕立て時に、天地の向きがわかるように作品の最初の文字を記載ください。
17.作品の天地向きについて(補足)
前衛書や絵などの作品をお仕立てする場合、天地がわかりにくいものについては、文章で記載ください。
18.軸先の色選択 *
軸先の色をご選択くださいませ。軸先の素材は、購入時に選ぶことができます。貴船は軸先素材を【木製】、【陶器】、【プラスチック】の中から選択できます。聚楽は軸先素材が【プラスチック】のみとなります。【おまかせ】を選ぶと表具師が作品に合わせて軸先色を選びます。
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