注意: 現在は次回ワークショップのご案内用の登録です。
今回のワークショップは、参加定員まで申し込みをいただきましたので、大変申し訳ございませんが、参加申し込みを終了いたしました。
ただ、同趣旨の企画は今後も開催予定なので、その際の優先的なご連絡を希望なさる方は、以下にご連絡先などのご記入をよろしくお願いいたします。
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○ 概要
スマートフォンやデジタルカメラが普及した昨今、フィールドにおける何気ない日常やちょっとした出来事の映像を撮影したことのある人類学者は多いだろう。しかしおそらく、そうした映像の多くは劇的な出来事が映っているわけでもない、断片的なものであり、記録以上の意味を持たずにデータとして死蔵されているだけではないだろうか。対して、例えばRobert GardnerのForest of Blissのような、ありふれた物事のみを撮影しながらも、単なる記録映像である以上に何かを訴えかけるような映像は、高度な制作技術が必要だと思われがちである。また映像には、フィールドの感覚的な経験を伝えるという意義が認められても、文字に対する補助的な位置づけしか与えられてこなかったように思われる。
こうした状況を背景に、このワークショップが目指すのは、映像編集に馴染みのない人類学者が、特別なことが映っていない映像素材から民族誌映像を作り出すとともに、その過程から文字により行われてきた人類学と接続するような主張の萌芽を見出すことである。多くのドキュメンタリー映像とは異なり、時系列や出来事の順番で映像を並べる編集を行わず、むしろ、映像素材をそれがもたらす感覚や印象、テーマによって分類したり、繋いだりすることでひとつながりの映像を作り、それにより観客に、そして自身に、文章表現にもつながる思考を喚起することが、ここでの狙いである。このワークショップには、秋田公立美術大学で人類学の思考をアートとの交点において考察・実践している津田啓仁をゲスト講師として迎え、横断的な視点で議論を広げたい。
○作品例
○イベント詳細
コーディネーター:藤田周(東京外国語大学 TUFSフィールドサイエンスコモンズ)
ゲスト講師:津田啓仁(秋田公立美術大学)
実施方法:映像編集法についてのオンラインでの事前講習+各自での映像制作+オフラインでの検討会
- オンラインでの事前講習:2023年9月30日(土)か10月1日(日)のうち、都合がつく参加者が多い時間帯(欠席者には録画の共有も検討します)
- オフラインでの検討会:2023年11月4日(土)13:00~18:30(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 コモンズラボ(405室))
参加資格:長期フィールドワークを実施し、映像を撮影した人(映像素材の合計は30分以上を目安とします)
参加定員:6人(応募多数の場合は先着順といたします)
参加費:無料
必要なもの:ノートパソコン(性能はYouTubeなどが見られるものであれば十分です。また、映像編集には無料のアプリを使います)
主催:東京外国語大学 TUFSフィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)
お問い合わせ先: tufisco-office[at]tufs.ac.jp (TUFiSCo事務局。[at]を@に変えてください)
注意: 現在は次回ワークショップのご案内用の登録です。
今回のワークショップは、参加定員まで申し込みをいただきましたので、大変申し訳ございませんが、参加申し込みを終了いたしました。
ただ、同趣旨の企画は今後も開催予定なので、その際の優先的なご連絡を希望なさる方は、以下にご連絡先などのご記入をよろしくお願いいたします。