畜産現場において日々向き合うジレンマや共感疲労についてのアンケートです。共感疲労とは、主に医療や介護の現場において、他者をケアすることにより生じる援助者側の心理的疲弊を指します。
近年、アニマルウェルフェアが重視される一方
で、その担い手である飼養者や獣医師などの心理的な負担についてはあまり注目されてきませんでした。海外においては実験動物領域や、小動物・産業動物の臨床、動物
園・水族館、大学教育など動物の福祉に関わる様々な業種で共感疲労の問題が指摘されていますが、我が国における実態は明らかではなく、当の動物業従事者での認知度も決して高くはありません。