【シンポジウム概要】
どの社会でも、すべて「人」が考え、計画し、実行します。したがってどのような人を、どのように育てていくのかが今後の日本、そして世界のあり方に大きく影響します。では今後、高等教育機関にはどのような教育が求められるのでしょうか?
大学審議会の答申『21世紀の大学像と今後の改革方策について-競争的環境の中で個性が輝く大学-』では「多様化・個性化」という言葉が用いられ、学生が個々の修学状況を理解し、個人が組み立てた科目を進んで学ぶことが記されています。人材育成の拠点は大学であり、これまでの画一的な偏差値偏重になりがちであるとの指摘もあった大学入試は、高等学校のみならず教育全体に大きな影響を及ぼしています。
今後、多様な能力を備えた「出る杭」を伸ばす観点からも、さらに一層入学者選抜の内容・方法の改善のみならず、個別の「出る杭」をさらに引き出すような教育体制の確立が急がれています。既存の枠、常識にとらわれない、多くの価値観や向上心から生まれる高い志を持つ多様な背景の若者たちが切磋琢磨する場として開かれた大学こそが人材育成には極めて重要であり、大学院や研究所には、高い国際性が求められています。
今回、このような大学教育のあり方を紹介するとともに、麻布大学が日本で唯一採択された「麻布出る杭」の活動を紹介し、今後の教育のあり方について、ともに考えてみたいと思います。
【日時】2022年1月21日(金)13:30~16:30
【開催方法】オンライン(zoom)
【定員】200名(先着順)
【申込締切】2022年1月17日(月)
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<問い合わせ先>
麻布大学教務部教務課
〒252-5201 神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
☎042-754-7111(代表)
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