発表1:
馬越 貴之(大阪大学・講師)
「近接場光を用いた先端ナノフォトニクス計測」
金ナノ粒子などの金属ナノ構造に光を照射すると、金属自由電子が光電場によって振動し、構造表面を纏うように高強度な近接場光が生成される。このナノスケールに局在した近接場光を用いることによって、超解像光学顕微鏡や高感度光センサーなど、様々なナノフォトニクス技術が開発されてきた。本講演では、特に超解像・近接場光学顕微鏡を中心に、私が近年開発した新しいナノフォトニクス計測技術を紹介する。
発表2:
前田 公憲(埼玉大学・准教授)
「ラジカル対を観測するためのスピン操作と時間分解計測 」
ラジカル対の形成は、光合成や有機太陽電池の初期段階、有機EL素子の電子ホール対、青色受容体の光シグナル形成など、ユビキタスな存在である。講演者はこれまでラジカル対が電子スピン対であることに着目し、磁場、パルス磁場、ラジオ波などを用いてスピンを操作しそれによる化学反応への影響を見ることによりラジカル対における電子スピンの役割を検討してきた。本発表では、鳥の磁気コンパスの可能性にせまる低磁場効果やラジオ波による化学反応制御の可能性、また観測が難しい生体分子の過渡吸収やその磁場効果測定の技術的な側面について理論と実験から紹介したい。
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[開催日時]
1/28 (金) 17:00 開始
[対象]
主に大学院生以上としますが、他分野の方や学部生の参加も歓迎します。
若手研究者・学生の学際交流の場にもなると嬉しいと考えています。
[開催形態]
◆A形式(最大100人、学生優先).
講演者に対して直接の質疑応答や、フリーディスカッションに参加したいと考える方は、従来のアナウンスのようにZoomでの視聴。フォーム回答後のYoutube LiveのURLを知らせる自動返信のメールとは別途メールにてZoomのリンクをお送りします(16:30頃までに送信予定)。
◆B形式(人数無制限).
テレビやラジオ感覚の視聴(ただし質問はチャットを通じて可能)で構わない方は、Youtube Liveでの視聴。フォーム回答後に送られてくる自動返信メールに記載されているYoutube LiveのURLに時間になったらアクセスいただき、講演をお楽しみください。
以上二種類の形式のどちらかの視聴方法を選択してください。
なお、YouTube Liveは開催週の週末まではアクセスできるようにしておくので、時間が合わない方も時間差視聴することが可能です。
[参加方法]
本ページ下部にある登録フォームから登録。A形式を希望された場合は、Zoom URLは当日に本Vコロキウム運営用のメール(
molecular.photoscience.v.c@gmail.com)からメールにて通知されます。
[参加費]
無料(コロキウムも懇親会も)
[タイムテーブル]
17:00 - 17:05 開幕挨拶
17:05 - 17:40 講演1
17:40 - 18:05 質疑応答1
18:05 - 18:40 講演2
18:40 - 18:05 質疑応答2
19:05 - 19:10 閉会挨拶・次回予告
(希望者のみ)
21:30 - バーチャル懇親会
*オンラインツールを利用したV懇親会を計画しています。URLは、以下のフォームで参加表明いただいた方に、当日夕方までに別途メールでお送りします。
以上で不明な点があれば、こちら↓までお問い合わせください。
molecular.photoscience.v.c@gmail.com