子どものころは、よく図書館へ行って本を借りていた。自分では楽しんで本を読んでいるという意識はなかった。( 26 )終えた本を返しに行くと、当然だがそこにまだ読んでいない本があり、またそれを借りる、ということを繰り返していた。しかし、中学に入学したころから、図書館で勉強した( 27 )本を借りるぐらいになった。社会人になってからはいくらでも本を買えるようになったが、欲しいから買う( 28 )、仕事で必要だから買うことが多い。今思うと、図書館に( 29 )あの頃が本当に( 30 )を楽しんでいたと思う。
【こ】どものころは、よく【としょかん】へ【い】って【ほん】を【か】りていた。【じぶん】では【たの】しんで【ほん】を【よ】んでいるという【いしき】はなかった。( 26 )【お】えた【ほん】を【かえ】しに行くと、【とうぜん】だがそこにまだ【よ】んでいない【ほん】があり、またそれを【か】りる、ということを【く】り【かえ】していた。しかし、【ちゅうがく】に【にゅうがく】したころから、【としょかん】で【べんきょう】した( 27 )【ほん】を【か】りるぐらいになった。【しゃかいじん】になってからはいくらでも【ほん】を【か】えるようになったが、【ほ】しいから【か】う( 28 )、【しごと】で【ひつよう】だから【か】うことが【おお】い。【いま】【おも】うと、【としょかん】に( 29 )あの【ころ】が【ほんとう】に( 30 )を【たの】しんでいたと【おも】う。