「年内に停戦を。」という趣旨にご賛同くださる団体様を募っております。ぜひ賛同をお願いします。
※政府への署名提出を目指し、賛同締切を年明けまで目指しています※
<背景>
10月7日以来のガザへの大規模空爆により、2ヶ月の間に2万人以上もの人々が殺されている。被害者の7割が女性、子ども、高齢者であるとされ、避難を余儀なくされた人は全体の8割以上におよぶ。また、6割の住居が破壊され[1]、空爆による死傷だけでなく、食料不足による飢え、水不足による感染症の蔓延、心理社会的な危機を含め、現地では深刻な人道危機が続いている。特に、ガザの人口の半分を占める子どもへの被害は甚大で、10分に1人のペースで子どもが亡くなっており[2]、四肢を失う子ども[3]、養育者を失う子ども[4]が急増している。また、心理的な被害も深刻であると推定される。関係団体の調査によれば、2022年の時点ですでにガザの子どもの8割が、何らかの抑うつ状態にあると報告されており[5]、その悪化が懸念されている。
また、国連職員の死者は130人、医療従事者の死者も300人となり、医療施設への攻撃も後を絶たない中[6]、21世紀に至るまで、2度の世界大戦や多くの戦争を超えて人類が導き出した答えである、国際連合や国際諸条約、特に人道法や人権法の形骸化も危惧されている。事実、この危機においてなお、国連総会における人道的停戦の決議が153カ国の賛成によって可決されているにもかかわらず、国連安全保障理事会では停戦を求める決議の否決が続き、世界のリーダーたちは停戦に向けた明確な道筋を示せずにいる。
私たちNGO、人道支援団体、アカデミア、医療従事者、宗教者等をはじめとする市民社会は、この危機的状況を憂い、一刻も早いガザ地区における「停戦」を訴えるため、記者会見を実施することとしたい。
<提言文>
「 年内に停戦を。」
※今回の「紛争」が非常に政治的であるため、細部に話が及ぶことで、賛同できる団体が限られてくることを危惧し、今回の記者会見で行う提言は「 年内に停戦を。」の一言とする。
<記者会見概要>
日時:2023年12月25日(月)13:30-14:30
場所:日本プレスセンタービル10F Aホール(日本記者クラブの入っている建物です)
アクセス:https://www.jnpc.or.jp/outline/access
<プログラム>
1) 趣旨説明、賛同団体紹介:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
2) 4団体からのスピーチ
1. アカデミアから:中東研究者有志アピールの会
2. 支援団体から:特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン
3. 医療支援団体から:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
4. 宗教者から:カトリック ドミニコ会
(ほか、調整中)
3) メディアの皆様へのご要望
4) 質疑
<最新情報参照先> https://www.ngo-jvc.net/news/press/20231225.html
<当日配信URL> https://www.youtube.com/watch?v=6B8hIgk7WNA
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[1] “Hostilities in the Gaza Strip and Israel - reported impact | Day 67” OCHA, 12 Dec, 2023
[2] “General Assembly Adopts Resolution Demanding Immediate Humanitarian Ceasefire in Gaza, Parties' Compliance with International Law, Release of All Hostages” UN, 12 Dec 2023
[3] “Surgeon estimates as many as 900 children have had limbs amputated in Gaza” CNN, 29 Nov, 2023
[4] “Orphans of Gaza war left with no close relatives to care for them” REUTERS, 12 Dec 2023
[5] “TRAPPED: THE IMPACT OF 15 YEARS OF BLOCKADE ON THE MENTAL HEALTH OF GAZA'S CHILDREN” Save the Children, 2022
[6] “Hostilities in the Gaza Strip and Israel - reported impact | Day 67” OCHA, 12 Dec, 2023