■開催主旨
ポストコロナ時代を創るうえで、研究・イノベーション学会の役割は益々大きくなっており、今後更に有意義に貢献したい、という想いである。当学会の設立目的は、研究開発・イノベーションに軸足を置きつつ、広く社会経済の経営や政策に関わる「基盤的知識体系」と「多様な経験的知識の集積」を扱うことである。
今の経済・産業・社会構造の大変革の中で、様々な問題・課題の解明と解決のために、企業、大学、国公立研究機関などの研究推進主体が互いに連携し、その成果を相互に交流し、活用しあうことが極めて重要であるが、当学会は、それが可能となる「環境と場」を有している。この「環境と場」を活用し、絶えず新たな人材・有意な人材の輩出機能も果たしていかなければならない。これらの資源(人材)と「環境と場」を有効に活用する為の「プロデュース機能の分析・解析、啓蒙普及」についてはプロデュース研究分科会で取り組み中である。今回の企画セッションで、各分科会との連携のもと、研究・イノベーション学会の更なる発展に向けて、資源(人材)の活用と「環境と場」づくりに向けてのプロデュースを試みる。
今の激変期、当学会の各分科会で頑張っている若い人材達は、学会に何を期待し、どのような想いで活動をしているのだろうか?また、学会としての課題は何か?どのようにして課題解決が図れそうか?今回の企画セッションでは、各分科会等から若手人材に登壇していただき、上記の趣旨で、パネルディスカッションを行い、国や地域の持続的発展に向けて、研究・イノベーション学会の更なる活躍に資する。