現在パークギャラリーで開催中の2人展『深呼吸』は、イラストレーターを目指すもファッションスタイリストの道へと進んだ異色の経歴を持つ甲斐田亜希さんと、絵画に携わる仕事をしながらも画家になる夢を一度は諦めかけた高木沙織さんの2人が再び作家として活動をはじめるためのセカンドステップであり、新たなはじまりの場でもあります。2人の応援をしたいと思い、展示ははじまりました。深呼吸。ふ〜。
仕事をしながら作家として活動をする、または目指すというのはとても大変だなと思います。多くの人が、その段階にあり、それぞれがそれぞれにがんばっているんだなというのも強く感じています。仕事のあとに書く、バイトを休んで撮影をするなど、よく聞きます。時に痛いくらいに。
でも、仕事という『保険』があるからこそ、のびやかに表現をする人がいるのも事実ですし、売れないからってすぐに拗ねてやめてしまうような絵や写真は売れないと思いますし、かたちはそれぞれだなと思います。
パークギャラリーとしては、この展示を機に、いろいろな環境下、状況下で表現活動するみなさんの、『仕事』と『制作』の関係をうかがえたらと思いました。その情報をみんなで共有し、意見し合うことで、1人でも多くの誰かが、少しでも活動しやすくなればいいなと思いました。いかがでしょうか。少しでも賛同していただけるようであれば、少しの質問にお答えいただけると幸いでござーます。(PARK GALLERY 加藤)