研究参加者への説明文書B

 メンタルヘルスと関連する要因・対処法を調査するためのウェブアンケートへの参加を依頼したく、その概要を説明いたします。この研究への参加について下記の項目について、よく理解された上で、あなたの自由意思により参加するか否か決めてください。いつでも質問に応じますし、いったん決めた後でも取り消すこともできます。ただし、条件が合わない場合、こちらの方から参加をお断りする場合もあります。

□研究の目的

 海外の調査で、精神的に調子を崩された方やお薬で改善しない方でも、ご自身の対処法で上手にご自身の心と付き合うことができている方がいらっしゃることがわかっています。日本でも同様のことがあるのかどうかを調査し、公表することで、困っている方に様々な対処方法を使っていただけるようにすることが、今回の研究の目的です。

□研究の対象と方法

 どなたでもウェブ上のアンケート「メンタルヘルスに関する調査」にご記入いただけます。

□研究への自由意思参加・同意取消しの自由

 アンケートに記入するかどうかはあなたの自由です。またいったん記入した後で、住所氏名をご記載いただいた場合は、回答を取り消すこともできます。途中で回答をやめることも可能です。

□研究の責任者・組織

帝京大学医学部精神神経科学講座で実施します。責任者は主任教授の功刀浩です。

□研究の場所・期間

 帝京大学医学部精神神経科学講座にて研究いたします。この研究は、研究機関の長の許可日～2028年3月31日までの予定で実施されます。あなたに実際に参加していただくのは、この同意をされてからご自身のアンケートが終わるまでのお時間です。

□研究試料と情報の取り扱い

 アンケートによって得られた結果は帝京大学医学部精神神経科学講座のカギのかかる部屋に置かれて、持ち出しのできないパーソナルコンピューター内で保管します。記入した個人とアンケート結果を結び付ける一覧表はそのパソコン内だけに保管し、データの処理や解析はすべて個人情報を切り離した状態で行います。

□研究結果の扱い

 アンケートの結果は個人情報を全く含まない形で公表します。大勢の方の平均的な傾向などについて学会報告や論文として発表します。

□研究資金源

 帝京大学医学部精神神経科学講座研究費から使用します。また国立研究開発法人日本医療研究開発機構からの研究費を一部使用します。

□利益相反

 本研究の実施に際しては、特定の企業から資金提供は行われていません。また、本臨床研究の利益相反関係は、帝京大学板橋キャンパス利益相反管理委員会の審査を受けております。

□研究参加者の負担や支払いの有無

 アンケートへの記入をお願いいたします。アンケート記入には時間がかかるといったご負担がございます。そのような負担を軽減するために、研究参加に同意し、住所・氏名を記入し、アンケートに回答された方には、QUOカード 1,000 円分の謝礼をさせて頂きます。住所・氏名の記入をされなかった方には謝礼の郵送はできかねますので、ご了承ください。

□被る可能性のある個人の利益、不利益、有害事象とその対応

  広くアンケート結果は公表しますので、苦痛や不安の軽減、生活の向上のために利用することができます。また、希望者にはアンケートで得られた結果をお伝えしますので、それによりご自身の心の状態を知ることができます。
 個人情報をアンケートに記入していただきますが、個人が特定される形で公表することはなく、参加者全体の回答結果をまとめた形で公表されます。また、情報漏洩がないように厳密に管理いたします。
 本アンケート記入によって不利益や有害事象が生じることは想定しておりませんが、症状を思い出すなどの過程でご気分が悪くなるようなことがあるかもしれません。なお、万が一、問題となるような有害事象が起きた場合には、研究責任者にご連絡ください。医学的見地から適切な処置を講じます。ただし、それにかかる費用の補償はございませんので、それをご理解の上、ご参加ください。

□研究中止の条件

何らかの予測していなかったアクシデントが起こった場合には、研究を中止することがあります。

□質問への対応の仕方・連絡先

研究計画書及び研究の方法に関する資料は、帝京大学医学部精神神経科学講座のホームページで閲覧できます。ご質問のある方は、精神神経科学講座のアドレスにご連絡ください。

精神神経科学講座：teikyo.psy.study@teikyo-u.ac.jp

説明者の所属　帝京大学医学部精神神経科学講座

説明者の職名・氏名　主任教授　功刀　浩