東日本大震災発災１０年を迎えるに当たり、松島離宮を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。  新型コロナウ イルスの感染拡大を防止する措置を講じた上で規模縮小し実施させて頂きます。 御遺族を始めとした関係者の皆様には、かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、節目の１０年の歳月が流れました。    

　最愛の御家族や御親族、御友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお 哀惜の念に堪えません。ここに改めて、衷心より哀悼の意を捧げます。また、 被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。

　震災から１０年が経ち、被災地の復興は、着実に進展しております。 周辺の復興まちづくりはおおむね完了しつつ有る中に於いて被災された水族館跡地にこの松島離宮が誕生致しました。哀悼の意を被災された全ての方々に捧げ、復興を含め松島離宮は地域発展のため次なるステージに向け 全力で取り組みます。

   震災による大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を決して風化させてはなり ません。命を守る防災・減災を設備面から進め、災害に強い施設のもと命を守りぬくことを改めて、ここに固くお誓いいたします。

　松島離宮開業に際し、地元の方々や関係する全ての方々の大変な御努力に支えら れながら、開業出来ました。世界各国・各地域の皆様からも、多くの、温かく心強い御支援をいただきました。心より感謝と敬意を表したいと存じます。復興しつつある被災地の姿を実感してい ただきたいと思います。

　震災を教訓として防災対策を行うことは、我々の責務であり、今後も防災分野における貢献を一層強力に進めてまいります。今までのように、勇気と希望をもって乗り越えて行きましょう。今を生きる私たちは、手を携えて、前を向いて歩んで行きましょう。 御霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、御遺族の皆様の御平安を心から祈念し、私からの追悼の言葉といたします。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮城県 松島離宮

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　佐 藤 義 信