「オフィスの玄関ドア近くに消毒液を置く」
「オフィスの玄関ドアから消毒液への動線を床に貼ったテープで示す」
後者の方が消毒液利用率が高かったそうです。
床にテープをはるだけで、強制されているわけでもないのに知らず知らずに行動に影響があったということです。
具体的なメリットを示しているわけでもなく、罰則があるわけでもない。
でも、本人が無意識のうちによい選択をするように誘導すること、それをナッジ変容といいます。
これは2017 年にノーベル経済学賞を受賞した米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授によって提唱された理論です。人々を強要するのではなく自然に良い方向へ誘導し、自然 な形で行動変容を促すようにするための理論です。
このナッジ理論は広報活動や啓発活動など様々な分野で応用され、使われ始めています。
今回は横浜市で、家庭や学校での省エネ行動の促進を目的としたナッジプロジェクトを多数立案・実施した植竹香織さんをお迎えして、ナッジやその政策介入の効果を検証する手法である大規模ランダム化比較試験(RCT)の基礎について学ぶセミナー・ワークショップを行います。
ナッジについて「全く聞いたことがない人」も「名前だけは聞いたことがある人」も、
社会人も学生もきっと自分の仕事や活動、勉強に役立つと思います。
ぜひお気軽にご参加くださいね。
日時:11月25日(木) 21:00-22:30
会場:オンライン(zoom)
参加料:無料
対象者:広報や啓蒙啓発に興味のある社会人や学生どなたでも
申込方法:
主催:
野毛坂グローカル
ポリシーナッジデザイン合同会社
https://www.nudgedesign.jp/プログラム
・ナッジ、RCTの概念や意義、具体的な手法等の紹介
・ワークショップ
・質疑応答
講師・ファシリテーター:
植竹香織 ポリシーナッジデザイン合同会社代表
司会:
安藤結香子 横浜国立大学1年生
廣瀬日乃
運営:
神谷優大
プロフィール:
植竹香織:
家庭や学校での省エネ行動の促進を目的としたナッジプロジェクトを多数立案・実施。2019年には地方自治体初のナッジユニット「横浜市行動デザインチーム(YBiT)」に参画し、プロジェクト企画実施のほか研修講師や事業コンサルティング、国際連携に携わる。2021年、ポリシーナッジデザイン合同会社を設立。
安藤結香子
横浜国立大学都市科学部1年生、現在は国際協力と格差社会について関心があり、それに関連することを大学で学んでいきたいと思っています。
まだまだ知らないことが多い中で、知識を増やし自分なりに何かできることを増やしていきたいと思っています。
廣瀬日乃
国際協力を勉強するなかで、「知らないこと」で他人を傷つけていることがあるのに気づき、まず知ることからはじめようと思っています。
外務省・公益財団法人日本国際連合協会主催第68回国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール法務大臣賞受賞。高校2年生、現在は行動経済学について勉強をはじめました。趣味はギターを弾くことです。
神谷優大
横浜市立大学 国際総合科学部卒業後、イギリス サセックス大学大学院に進学。修士(食糧と国際開発)修了。現在、環境コンサルタント会社勤務。横浜生まれ横浜育ち。
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■注意事項■
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