本ワークショップは、消滅の危機に瀕する少数言語の包括的記録を目的とした言語ドキュメンテーション研究を活性化するために、危機言語の調査・記録研究に関心がありこれからコミュニティとの協働による研究テーマとして長期的に携わっていく意志のある大学生、大学院生を対象に、フィールド調査の実地研修を行うものです。約1週間にわたるワークショップでは、沖縄の宮古島池間地域の話者コミュニティーの中で池間方言の調査を実際に行い、言語やコミュニティに関する情報を収集し、言語が置かれた状況について考えます。募集対象は、これまで言語フィールド調査の機会や経験があまりなかった学部生、大学院生の方とします。言語データ収集・処理・分析スキルは必須ではありません。調査は日本語で行います。

The main purpose of this workshop is to give training in language documentation in the context where the language is still spoken. It is designed for beginning researchers without much experience in working with Miyako and other Ryukyuan languages. Please note that you need to have enough proficiency in conversational Japanese to use it as a contact language.