発表1:
多喜 正泰(名古屋大・准教授)
「超耐光性色素で観る細胞機能 〜典型元素を活用した機能性分子の創製〜」
蛍光イメージングは今日の生命科学研究における必須の技術の一つとなっている.蛍光タンパク質や有機蛍光色素は,蛍光イメージング研究において強力なツールであるが,光の回折限界以下で可視化する超解像イメージングや細胞機能の長時間観察など,強い光暴露を受ける場合には,色素の著しい褪色が問題となってきた.この課題に対して我々は,「蛍光色素骨格に対する典型元素の導入」という設計戦略に基づき,種々のイメージングツールを創出してきた.本講演では,蛍光色素のデザインから,超解像イメージング,および生体深部イメージングに至る応用展開について紹介する.
発表2:
神谷 真子(東京大学・准教授)
「オリジナル化学プローブの開発による生体分子イメージング」
化学プローブとは、観測したい分子と結合または反応することでその特性が変化し、標的分子の活性や濃度などを可視化する化合物である。我々はこれまでに、がんで亢進している酵素活性を蛍光で検出する蛍光プローブを開発し、がんモデルマウスや臨床検体におけるがんの迅速描出に有用であることを示してきた。またごく最近、ラマン信号を制御する分子設計法を確立し、細胞内の複数の酵素活性を異なるラマンシフト値で同時検出可能なactivatableラマンプローブの開発に成功した。本講演では、我々が独自に設計・開発してきた化学プローブの設計と応用について紹介する。
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[開催日時]
5/19 (水) 17:00 開始
[対象]
主に大学院生以上としますが、他分野の方や学部生の参加も歓迎します。
若手研究者・学生の学際交流の場にもなると嬉しいと考えています。
[開催形態]
◆A形式(最大100人、学生優先).
講演者に対して直接の質疑応答や、フリーディスカッションに参加したいと考える方は、従来のアナウンスのようにZoomでの視聴。フォーム回答後のYoutube LiveのURLを知らせる自動返信のメールとは別途メールにてZoomのリンクをお送りします(16:30頃までに送信予定)。
◆B形式(人数無制限).
テレビやラジオ感覚の視聴(ただし質問はチャットを通じて可能)で構わない方は、Youtube Liveでの視聴。フォーム回答後に送られてくる自動返信メールに記載されているYoutube LiveのURLに時間になったらアクセスいただき、講演をお楽しみください。
以上二種類の形式のどちらかの視聴方法を選択してください。
なお、YouTube Liveは開催週の週末まではアクセスできるようにしておくので、時間が合わない方も時間差視聴することが可能です。
[参加方法]
本ページ下部にある登録フォームから登録。A形式を希望された場合は、Zoom URLは当日に本Vコロキウム運営用のメール(
molecular.photoscience.v.c@gmail.com)からメールにて通知されます。
[参加費]
無料(コロキウムも懇親会も)
[タイムテーブル]
17:00 - 17:05 開幕挨拶
17:05 - 17:40 講演1
17:40 - 18:05 質疑応答1
18:05 - 18:40 講演2
18:40 - 19:05 質疑応答2
19:05 - 19:10 閉会挨拶・次回予告
(希望者のみ)
21:00 - バーチャル懇親会
*オンラインツールを利用したV懇親会を計画しています。URLは、以下のフォームで参加表明いただいた方に、当日夕方までに別途メールでお送りします。
以上で不明な点があれば、こちら↓までお問い合わせください。
molecular.photoscience.v.c@gmail.com