本調査は、一般に、どれくらいの方が皮膚描記症、なかでも慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)で悩まれているのか(有病率)を調べ、その影響を分析することを目的にしています。その結果は、今後、この疾患に対する診療の質の向上に役立つものと期待されます。本調査では、一般人口における有病率を知るために行われるため、慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)がある人とない人の両方に、ご協力をお願いしています。あなたは、この調査に参加するか・しないかを選択できます。なお、個人を特定する情報は尋ねませんので、あなたが誰であるかは分かりません。アンケートへの回答は、ご協力いただいた他の方の回答と合わせて分析され、情報全体をまとめ、発表される予定です。
<本調査の対象となる病気:皮膚描記症について>
本調査の目的は、皮膚描記症の有病率を明らかにすることです。
皮膚描記症とは、皮膚をひっかいたり、こすったりしたときに起こる皮膚の反応で、その反応は、短時間に起こって、その後すぐに正常な皮膚に戻ります。
皮膚描記症には、3つのタイプがあり、紅色皮膚描記症、蕁麻疹様皮膚描記症、慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)といいます。
・紅色皮膚描記症とは:皮膚描記症のなかで、皮膚をこすったときに盛り上がらず、かゆみもなく、ただ赤くなるものは、紅色皮膚描記症といいます(写真1)。この皮膚描記症は正常なもので、病的ではありません。
・蕁麻疹様皮膚描記症とは:しかし、なかには、皮膚をひっかいたりこすったりすると、皮膚が赤く盛り上がることがあります(触ると、盛り上がっていることがわかります)。この盛り上がった線は、最初は赤く、その後、白くなってきて、その周りに赤味を帯びてきます(写真2)。このような皮膚描記症を、蕁麻疹様皮膚描記症と呼びます。
・慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)とは:かゆみを伴う蕁麻疹様皮膚描記症が繰り返し出る人がいて、これを慢性症候性皮膚描記症といいます。一般には機械性蕁麻疹ともよばれています。
<3つの皮膚描記症の違い>
・紅色皮膚描記症 赤い 盛り上がらない かゆみなし
・蕁麻疹様皮膚描記症 赤い 盛り上がる かゆいこともある
・慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)赤い 盛り上がる かゆみあり 繰り返す
アンケートの所要時間は、約5分です。
このアンケートに参加するか・しないかは、あなたの受けている治療に何ら影響を与えるものではありません。
- 参加したくない場合は、「参加に同意しない」を選択してください。- 参加される場合は、「参加に同意する」を選択し、同意の上で、そのあとの質問にお答えください。