探究活動をデザインする中で最も難しい「課題設定」。探究を主体的な学びにするには、課題設定を「教師が生徒に与える問い=発問」ではなく「生徒自身が生み出した問い」に基づいて行うことが重要です。そして、そのための手法を学ぶ例題としては、どこか遠くの事例ではなく、イメージしやすい身近な実例が適当です。
その点、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う、安倍首相による臨時休校要請(2020.2.27)は、誰も‥生徒・教職員・保護者・地域‥が立場を超えて強烈なインパクトを受け、実感値を共有できる点で、絶好の素材といえます。そこで、これを用いて「問い(質問)づくり」を体験できる機会のご提供を思いついた次第です。
問いをつくるとは何か、どんな問いが集まるのか、この機会に体験していただければと思います。