,Monteith and Unsworth著,狩野敦訳,大阪公立大学出版会発行)が2023年5月21日に発行されました。原著は500ページもある生物を取り巻く環境物理学のバイブルのような本です。「生物環境物理学の基礎」(Campbell and Norman著,久米ら監訳)や「植物と微気象」(Jones著,久米・大政監訳)の内容と多くが重複しているため,参考書としても最適なものだと思います。なお,内容的には,他書に比べてより原理的な説明が多く書かれています。
1. 環境物理学の範囲
2. 気体と液体の性質
3. 熱、質量、および運動量の輸送
4. 放射エネルギーの輸送
5. 放射環境
6. 放射の微気象学 (i)自然物の放射特性
7. 放射の微気象学 (ii)固形物による放射の遮断
8. 放射の微気象学 (iii)植物群落と動物外皮による受光
9. 運動量の輸送
10. 熱の輸送
11. 物質の輸送 (i)気体と水蒸気
12. 物質の輸送 (ii)粒子
13. 定常熱収支 (i)水面、土壌、植物
14. 定常熱収支 (ii)動物
15. 非定常熱収支
16. 微気象 (i)乱流輸送、垂直分布、フラックス
17. 微気象 (ii)フラックス計測の解釈
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なお,約280冊の販売で,在庫がなくなり次第絶版になります。2刷(再発行)を出すどうかはまだ決めていません。Amazonや出版社からも購入可能ですが,そちらに在庫する冊数はかなり少ない予定です。