関東・甲信越地域大学農場協議会 第49回技術研修会 参加申込フォーム
第49回技術研修会
1)期日:令和3年9月6日(月)~7日(火)
2)研修内容:「これからの食料生産が求められるプロセス管理(GAP)」
3)特別講座:「ゲノム編集技術等先端技術入門講座」
[研修および特別講座の内容]
宇都宮大学農学部附属農場では、作物部門の水稲でAsia-GAP、畜産部門の乳牛および肉牛でJ-GAPを取得し、食料生産プロセスの管理を踏まえ、さらにSDGsの観点から実習教育への活用を積極的に行っている。さらに世界的には、2020年5月20日に発表されたEUの新しい食品産業政策「Farm To Fork戦略(FTF戦略)」が注目を集め、「フードシステムの環境・気候変動フットプリントの削減とフードシステムの自発的な回復力(resilience)の強化」「気候変動や生物多様性喪失於ける食の安全保障の確保」「競争力と持続可能性の両立に向けた世界的な移行(transition)の先頭を行く」といった積極的且つ野心的な達成目標を掲げ、2023年までに持続可能なフードシステムの法的枠組みが提案される見通しです。持続可能なフードシステムの構築は今後EU圏が先駆的になり、食料生産プロセスを含むフードシステムの抜本的改革が世界規模で行われる可能性が高いと考えられています。
本研修では、食料生産プロセス管理の一環としてGAP取得までの努力と教育への活用事例を踏まえ、世界水準の食料生産プロセス管理に関する情報提供、今後の食料生産プロセス管理と農学部等における実習教育の関りについて宇都宮大学の取り組みを事例として理解を深めることを目標とします。
さらに研修後の特別講座として、2020年ノーベル化学賞受賞で一気に注目が高まったゲノム編集について、専門講師をお招きして入門講座を開講します。機能性作物開発などの画期的な研究成果が生まれる先端的技術であるゲノム編集技術を分かり易く説明します。なお、本特別講座は農林水産省「令和3年度農林水産研究推進事業(アウトリーチ活動強化)」の一環として開催します。
なお、本研修は全てTeams等を用いたオンラインセミナーの形式をとりますので、事前登録制とさせていただきます。また、演題は変更される場合があります。
9月6日(月):研修第一部(4.5時間)
13:00~13:05 開会のあいさつ 関東甲信越地域大学農場協議会 会長 本林 隆
13:05~13:15 宇都宮大学農学部附属農場の紹介
宇都宮大学農学部附属農場 農場長 長尾 慶和
13:15~14:05 農業生産プロセス管理(GAP)の必要性とその意義
一般社団法人GAP普及推進機構 理事長 横田 敏恭
14:05~14:15 質疑応答
14:15~15:05 水稲生産におけるAsia-GAP取得とフィールド教育への活用
宇都宮大学 准教授 高橋 行継
15:05~15:15 質疑応答
15:15~15:25 <休憩>
15:25~16:15 乳牛および肉牛飼養に於けるJ-GAP取得とフィールド教育への活用
宇都宮大学 教授 長尾 慶和
16:15~16:25 質疑応答
16:25~17:15 世界水準の農業生産プロセス管理とは―GLOBALG.A.P.認証を例として
GLOBALG.A.P. Scheme owner FoodPLUS 日本窓口 武末 克久
17:15~17:25 質疑応答
17:25~17:30 研修第一部の閉会
9月7日(火):研修第二部(3.5時間)
09:05~09:05 開会
09:05~09:50 附属農場水稲GAP関連施設および取組みの現状 宇都宮大学 准教授 高橋 行継
09:50~10:00 質疑応答
10:00~10:45 附属農場畜産GAP関連施設および取組みの現状 宇都宮大学 教授 長尾 慶和
10:45~10:55 質疑応答
10:55~11:00 <休憩>
11:00~11:50 世界水準GAP認証取得のポイントと実例
一般社団法人GAP普及推進機構 専務理事 今瀧 博文
(国内初GLOBALG.A.P.公認コンサルタント:Farm Assurer(公認指導員))
11:50~12:00 質疑応答
12:00~12:20 総合討論
12:20~12:30 閉会のあいさつ 宇都宮大学 農学部附属農場 次長 高橋 行継
12:30~12:35 閉会
進行:柏嵜 勝(宇都宮大学)
9月7日(火):特別講座「ゲノム編集技術等先端技術入門講座」(2.0時間)
13:30~13:35 開会
13:30~15:00 講義 一般社団法人GAP普及推進機構 理事長 横田敏恭
15:00~15:30 質疑
15:30~13:35 閉会
進行:柏嵜 勝(宇都宮大学)
なお、本講座終了時にアンケートを実施しますので、ご協力をお願いいたします。
参加希望者は以下のフォームにご記載ください。
受診後、お送りいただきましたメールアドレス宛にTeamsの接続方法をお送りいたします。技術系職員のほか、教員および学生等の参加も可能です。また、複数の参加者を代表して申込みいただく場合でも、参加者ごとの情報を個別にお送りいただきますようお願いいたします。
なお、特別講座は20名以上の参加が成立する条件となっておりますので、ぜひ皆様の参加をお願いいたします。
申し込み期限
8月27日(金) 18時