東京23区では、降った雨のおよそ半分が下水道に流れ込み、見えなくなります。下水道は網の目のようにまちの地下をめぐっており、東京23区の下水道管をつなげると16,000km、日本全国だと約49万kmにもなり、川とは別の目に見えないもうひとつの流域と言えるでしょう。
この、普段は意識することがない地面の下の水の流れを読み解く鍵になるのが、多くの自治体で公開されている「下水道台帳」です。専門家の解説のもと、インターネット上の台帳を読み解いて、墨田区京島地域の下水道がどこからどこに流れていくのか確かめてみましょう。
希望の方を対象に、昨年のワークショップでアイデアを持ち寄った、雨水市民の会事務所前の雨とみどりのスポットについて、現状の報告と今後の計画をお伝えします。また当日可能な場合、施工現場の見学も行います。
プログラム:
14:00-14:20 導入「雨みどりプロジェクト&まちと雨と下水道の関係」
14:20-15:00 「下水道台帳」の見方と墨田区周辺の下水道施設
(休憩)※雨水市民の会事務所前見学
15:15-16:15 みんなで下水道流域マップをつくろう(墨田区京島地域を対象に)
16:15-16:30 まとめ
【下町×雨・みどりプロジェクトとは?】
このワークショップシリーズは、2022年に米国コカ・コーラ財団の助成を受けてスタートした「下町×雨・みどりプロジェクト」の一環として、NPO法人雨水市民の会が実施しています。
都会の中に雨とみどりの循環をつくり、雨のゆくえをデザインしながら安全で心地よくくらすためのプロジェクトです。
市民の小さな取り組みの積み重ねが気候変動に適応した未来のまちづくりにつながります。
プロジェクトの概要についてはこちらからご覧ください。→https://www.skywater.jp/rgc
主催:NPO法人雨水市民の会(www.skywater.jp)
お問合せ:office@skywater.jp