私たちは性的マイノリティ当事者の子どもを持つ親、保護者の有志です。親や家族だけではなく、友人、同僚など、当事者を取り巻く立場の皆さま、ぜひ私たちに力を貸してください。
以下の要望にご賛同いただける方は、どなたでもぜひこのフォームから賛同のご登録をお願いいたします。
※賛同数は公表する可能性がありますが、登録いただいた氏名やメールアドレス等は公開いたしません。
▼募集期間
2023年2月27日(月)〜2023年3月5日(日)まで
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男女共同参画等担当大臣 小倉 將信殿
私たちは全国各地の性的マイノリティの子どもを持つ親の有志です。
荒井元首相秘書官による性的マイノリティに対する差別発言以降、「LGBT理解増進法案」の検討が進んでいると報道されています。
しかし、いま求められているのは理解の増進ではなく差別の禁止です。性的マイノリティの子どもたちの多くが、社会の深刻な差別によって被害を受け、苦しんでいます。自ら命を絶ってしまう人たちもいます。
当事者の子を持つ親や保護者として、子どもたちの命を守るために、まず「差別はしてはならない」という基本的なルールを整備してほしいと思います。
子どもたちの中には、親や保護者にこそカミングアウトできないという人が多い現状があります。家族から性のあり方を否定されてしまう人も少なくありません。親自身も、性の多様性について適切な認識を持っておらず、それまで身に付けてしまった偏見から、子どもの性のあり方を否定してしまう人が残念ながら少なくないのが現状です。
どんな環境であっても、性的マイノリティの子どもたちが安心して生きられる社会を実現するために、まず法律で「差別はダメ」と明確に示し、その上で、当事者の子を持つ親や保護者をはじめ、社会全体に対して理解を広げていくことが必要ではないでしょうか。
私たち、性的マイノリティの子どもを持つ親や保護者の声、当事者の子どもたちの声を聞き、命を守る法整備を一刻も早く実現してほしいと思います。
私たちは、現在検討されている「LGBT理解増進法案」について、以下の点を政府に対して要望したいと思っています。
・性的マイノリティの子どもたちの命を守るために、『性的指向や性自認を理由とする差別的取扱いをしてはならない』と禁止規定を盛り込んだ上で、社会全体に対する理解を広げる法律の制定を一刻も早く実現すること。