新型コロナウイルスの感染拡大により、フラメンコ関係者のみなさんにも大きな影響が出ていることと推察いたします。
特に、多数の人達の集まる文化イベントやコンサートなどについては、2月末より中止・延期・規模縮小等の対応が余儀なくされてきました。ANIF(一般社団法人 日本フラメンコ協会
https://www.anif.jp/)でも、4月29日に開催予定でありました、設立30周年記念イベントの中止決定により、返金されない会場費を始めとする甚大な損害が発生しています。同じように、大きな経済的被害を受けているアーティストも多いことと拝察します。
このような現状を受けて、ANIF会員およびフラメンコ業界の被害状況を把握すべく、3月下旬より調査アンケート実施を準備していたところ、芸団協(公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会
https://www.geidankyo.or.jp/)より、政府が検討している支援策に関するアンケートへの協力を求められました。
(下記「アーティスト個人、又は教室、団体、事業者、スタッフ、等の公演・活動の中止状況について、現時点での被害状況に関するアンケート」)
4月に入り、特に緊急事態宣言発令後は、教室でのレッスン開講や店舗の営業もできない状態となり、みなさんがより厳しい状況に置かれていることが推察できます。こと、フラメンコ関係者においてどれほどの被害・損害が生じているのかをとりまとめ、芸団協を通じて政府に提出する資料の一助にしたいと考え、以下のアンケートにご協力をいただければ幸いです。
ANI会員のみなさまには、別途郵送でもアンケート資料をお送りいたします。
わが国は、経済大国と言われながらも文化に対しての価値評価は低く、ここに踏み込まない限り、我々フラメンコ関係者を含む、文化芸術分野にたずさわる者への支援の道も、拓かれないのではないかと考えます。先の長い大きな取り組みになりますが、まずは、直面している喫緊の問題についての把握からスタートしたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。
2020年4月
一般社団法人日本フラメンコ協会 事務局
<お問い合わせ> メール flamenco@
anif.jp(テレワーク実施中のためご返信に時間を要することがございます)