人文・社会科学の領域は、研究者が大学の常勤職員であることが前提となってデザインされており、アカデミックポストに就けなければ、研究者としてのキャリアを持続可能にすることが難しい側面があります。
一方で、いま人文・社会科学系研究者のなかでも、新しい実践を始めている方々がいます。研究知を活かした起業や、大学から独立した在野での研究など、大学のポストにとらわれない実践が増えていますが、そうした大学外で活動する研究者のキャリアを支える新しい仕組みやビジネスモデルは、いまなお模索中と言えるでしょう。
今回、慶應義塾大学大学院社会学研究科と、人文/社会科学領域の研究者を支援するアカデミックインキュベーターとして活動する一般社団法人デサイロの共催により、研究者のキャリアの可能性を考えるイベントを開催。
登壇するのは、次の4名。国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立研究者として活動する人類学者であり、デサイロの理事も務める磯野真穂さん。ファッション研究者として明治大学商学部特任講師として教鞭をとりながら、スペキュラティブファッションラボラトリーであるSynflux株式会社で執行役員COOを務める藤嶋陽子さん。デサイロ代表理事/編集者で、慶應義塾大学の卒業生でもある岡田弘太郎。そして、慶應義塾大学教授/大学院社会学研究科委員長の岡原正幸さん。
研究と社会のオルタナティブな接点をつくろうとしている登壇者の皆さんと一緒に、人文系研究者のキャリアのこれからについて考えていきます。
■イベント詳細
日時:
2023年3月30日(木)17:00-18:30
場所:
慶應義塾大学 三田キャンパス 東館6階 G-Lab
※ZOOMウェビナーを利用したオンライン配信も実施
参加費:
無料
主催:
慶應義塾大学大学院社会学研究科、一般社団法人デサイロ
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