本規約は、鼓童の運営·管理および公演活動等の企画制作を行っている管理会社である株式会社北前船が、利用者（第1条第3号で定義します。）による鼓童提供楽曲（第1条第2号で定義します。）の利用に関してその利用可能な範囲や条件を定めたものです。本規約によって、株式会社北前船は、自らが権利を保有する鼓童提供楽曲の利用を利用者に許諾します。
利用者は、鼓童提供楽曲またはその譜面について、演奏·複製その他の利用をすることによって、本規約の条項のすべてに同意したものと見なされます。

第1条（定義）
（1）北前船
太鼓の演奏を中心とした舞台芸能および音楽活動を行う演奏家団体である「鼓童」の運営·管理および公演活動等の企画制作を行っている管理会社である、株式会社北前船（きたまえせん）をいいます。鼓童の一切の活動は、北前船の管理·監督のもと行われています。
（2）鼓童提供楽曲
鼓童またはそのメンバーが作詞作曲を行ったうえ、その著作権等の一切の権利を北前船が譲り受けた楽曲のうちから、北前船が本規約に基づく利用許諾の対象楽曲として指定した楽曲群をいいます。なお、北前船は、当該楽曲群の一覧を自らの公式ウェブサイト上の鼓童提供楽曲掲載ページ（URL：https://www.kodo.or.jp/about/teikyo-gakkyoku）において公開します。
（3）利用者
鼓童提供楽曲に関して演奏その他の利用をする方をいいます。

第2条（利用許諾）
1. 北前船は利用者に対して、本規約の各条項·利用条件にしたがって、営利目的·非営利目的のいずれであるかを問わず、以下の行為を許諾いたします。（ただし、株式会社などの法人格を持つ利用者の方は、次項の規定に特別に従ってください。）
(1) 鼓童提供楽曲のあらゆる方法·態様の利用（演奏、指導、演奏動画のアップロード、譜面の印刷·配布など）
(2) 北前船が作成し、第1条第2号にいう鼓童提供楽曲掲載ページにて公開する鼓童提供楽曲の演奏参考動画のあらゆる方法·態様の利用（再アップロード、改変、編集など）
2．株式会社などの法人格を持つ利用者は、営利目的で、以下のいずれかの行為を行う場合には、事前にその利用態様を明示したうえで北前船へ申請を行い、北前船の許諾を得たうえで当該行為を行うものとします。
(1) 鼓童提供楽曲の演奏を映像または音声によって収録し、当該映像または音声を複製、上演、上映、公衆送信、その他頒布する行為。
(2) 北前船が作成し、第1条第2号にいう鼓童提供楽曲掲載ページにて公開する鼓童提供楽曲の演奏参考動画について、その内容を記録·保存したうえ、ウェブサイトやSNSのアカウント上での再アップロード、その他の二次的な利用を行う行為。また、当該二次的な利用に際して、当該演奏参考動画の内容を一部改変·編集する行為。
3. 利用者が、鼓童提供楽曲の演奏を映像または音声によって収録したうえ、当該映像または音声をインターネット上にアップロードした場合、北前船が当該鼓童提供楽曲の周知·紹介の目的で、当該映像または音声を自らのSNS上のアカウントにおいて「シェア」などの方法により再共有·再投稿することがあるものとし、利用者は、このことをあらかじめ承諾するものとします。

第3条（利用条件）
利用者は、前条の利用に際し、以下各号の利用条件にしたがって鼓童提供楽曲を利用することができ、また、以下各号の利用条件を全て遵守するものとします。
(1) 利用者が、鼓童提供楽曲を演奏、音源、映像などによって公衆に向けて聴かせる際には、原則として、当該鼓童提供楽曲を聴く者が認識可能な箇所（映像の説明文、演奏会等の会場で配布されるプログラム等の印刷物、ロビー等に掲示される掲示物など）に、当該鼓童提供楽曲の曲名および作曲者としての鼓童の名称を表記しなければなりません。
(2) 利用者は、前号の表記を行うことが困難である場合には、演奏会等の会場でのアナウンス等の音声により、当該鼓童提供楽曲の曲名および作曲者としての鼓童の名称を説明するよう、できる限り努めるものとします。
(3) 利用者が、鼓童提供楽曲を演奏、音源、映像などによって公衆に向けて聴かせることに際し、当該鼓童提供楽曲の曲名を表記または説明する場合には、当該鼓童提供楽曲の曲名を変更して表記または説明してはならないものとします。
(4) 利用者は、鼓童提供楽曲の内容（演奏楽器の種類、各楽器パートが行う演奏内容、テンポ、メロディーライン等の楽曲の中身のことをいいます。）について、自由にアレンジ·改変を行うことができるものとします。
(5) 利用者は、鼓童提供楽曲の内容を前号の規定に基づいて改変するに際し、北前船が作成および頒布する鼓童提供楽曲の譜面の記載内容を、鼓童提供楽曲への当該改変を反映する形で変更し、また、その改変後の鼓童提供楽曲の演奏を希望する者に対して、記載内容を変更した鼓童提供楽曲の譜面を複製したうえ、頒布することができるものとします。
(6) 利用者は、鼓童提供楽曲の演奏を音声によって収録したうえ、当該音声を他の動画の背景音楽（いわゆるBGM·バックグラウンドミュージックのことをいいます。）として、インターネット上にアップロードすることができるものとします。ただし、当該他の動画は、北前船および太鼓演奏家団体である「鼓童」の名誉声望を毀損し、他者を誹謗中傷あるいは侮辱し、または公序良俗に反する内容であってはならないものとします。
(7) 利用者は、鼓童提供楽曲の利用に際し、北前船および太鼓演奏家団体である「鼓童」の名誉声望を毀損してはならず、また他者を誹謗中傷または侮辱する目的で利用してはならないものとします。
(8) 利用者は、鼓童提供楽曲を、公序良俗に反する態様で利用してはならないものとします。
(9) 利用者は、鼓童提供楽曲の利用に際して本規約の規定に違反した場合には、速やかに鼓童提供楽曲の利用を中止しなければならないものとします。

第4条（免責）
北前船は、鼓童提供楽曲に関し、第三者の権利の非侵害、瑕疵の不存在を含むあらゆる保証を行いません。本規約および本規約に基づく鼓童提供楽曲の利用により利用者に発生するいかなる損害についても、北前船は北前船に故意または重大な過失があるときを除き、一切責任を負わず、利用者の責任においてこれを負担するものとします。

第5条（規約の変更）
1. 北前船は、次のような場合に本規約を適宜変更できるものとします。
(1) 鼓童提供楽曲の提供に関して、北前船の方針に変更があった場合。
(2) 関係法令の変更があったとき。
(3) 本規約の内容について、法令解釈や用語に関する誤りがあるとき。
(4) 本規約の内容によって、北前船に著しい不利益が発生し、またその恐れがあるとき。
(5) その他、北前船が必要と判断したとき。
2. 本規約の変更を行った場合には、北前船は、自らのウェブサイト等において、変更の事実、変更内容および変更後の規約の発効日を、当該発効日の7日前までに掲示するものとします。なお、利用者が当該発効日以降に鼓童提供楽曲の利用を開始し、または利用を継続したことをもって、利用者が本規約の変更に同意したものとみなします。

第6条（提供の終了）
1. 北前船は、本規約に基づき利用者に利用を許諾する鼓童提供楽曲について、いつでもその判断において当該利用許諾を終了することが出来ます。その場合、利用許諾が終了された楽曲の利用に関する北前船と利用者の関係は、著作権法その他の適用法令によって規律されることとなります。
2. 前項に定める場合を除き、本規約に基づく鼓童提供楽曲の利用許諾は、当該鼓童提供楽曲の著作権法上の著作権の存続期間の終了と同時に終了するものとします。
3. 北前船は、本規約に基づく鼓童提供楽曲の利用許諾が終了等したことによって利用者に損害が発生した場合でも、その責任を負いません。

第7条（管轄）
本規約に関する一切の紛争は、新潟地方裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。