2【観光】-ポストコロナの観光において私たちができること
新型コロナウィルスの流行により、両国間の往来が2年以上にわたって滞った。パンデミックという先の見えない状況に陥り、私たち学生同士の交流も制限される状態となった。2022年の夏頃から段階的に往来が再開し、10月以降はコロナ以前の自由度まで戻りつつある。しかし、過去には日韓の様々な社会的、政治的問題により往来が滞った事例も少なくない。今後もパンデミックに限らず、様々な理由により交流や観光が滞る可能性があるが、その状況において日韓交流や観光を促進するために私たちが何をできるのかを模索していく。
3【在日】-在日コリアンの生きやすい社会
韓国、北朝鮮、日本、そして今はなくなった国である「朝鮮」のいかなる国家にも所属しないまま国境の境界線上で生きている在日コリアンのアイデンティティについて調べる。 特に、韓国人/日本人のアイデンティティとは何か、韓国人/日本人ではなく、在日としてのアイデンティティを持ったまま生きていくということはどのような意味を持つのか、そんな彼ら彼女らが生きやすい社会を作り上げていく上で私たちに何ができるのかについて議論を繰り広げたい。
4【政治外交】-
慰安婦問題に対する両国の異なった観点現在日本のアニメや韓国のkpopなど、両国の大衆文化を通した活発な民間交流が行われている。しかし、本当の意味での日韓関係改善のためには、明るい側面だけではなく、依然として日韓関係に影を落としている様々な外交問題から目を逸らしてはならない。その中でも、両国間で最も意見が食い違う「慰安婦問題」について両国の大学生が話し合い、お互いの認識の違いを理解し、日韓関係改善に繋げていく。
5【ビジネス】-
日韓への否定的な認識を改善できるビジネスアイデアを考えてみよう
日韓関係を改善させるための根本的な手段としては「歴史教育の変革」が一つの方法だと考えられているが、そのためには両国政府機関の協力が必要となる。しかし、学生が両国政府を動かすのは現実的とは言いにくい。
そこでより身近な手段がないかと考えた時、私たちが日常生活をしながら行ってる消費活動を促す『ビジネス』を手段とすれば、教育よりも現実的かつ効果的に多数の人々に影響を与えることができると考え、今回は日韓関係の否定的な認識に影響を与えることのできるビジネスアイデアを考えてみたいと思う。
具体的にビジネスを通してどのように日韓の認識に影響を与えることができるだろか?
一つの例として韓国で慰安婦にされた女性の尊厳を取り戻すことを1つの目的とした韓国ブランドがある。
それは韓国の人気アイドルにも着用されたことで日本にも知れ渡ることになったのだが、日本では逆にイシューとなり反韓の人々を煽る形となってしまった。しかしこのブランドを通して慰安婦問題について知るきっかけになった方々もいるであろう。このようにビジネスには、日韓の認識に影響を与える力があると考える。
ただビジネスをする以上、利益の追求が必要となるため、消費者に否定的な印象を与えていてはビジネスは成り立たない。そこで、韓国または日本で肯定的な認識を与えるきっかけとなるビジネスアイデア・ブランドを日韓の学生で考え出し、そのビジネスを成功させるためにも市場となる日韓の分析を通して、ビジネスにおける両国の違いなども共有する場にしたい。