要介護5でADL全介助、意思疎通も困難で食事摂取量が40~50%まで低下していた利用者に対して、食事形態や内容の見直しだけでなく、摂取時の介助方法を見直すことにより、半年弱という短い期間で良い結果が確認できた事例でした。
介助の時間やコミュニケーション方法を見直すことで、食に対する意欲・関心が向上し、食事摂取量と体重が増えただけでなく、意思疎通が困難だった利用者とのコミュニケーション面でもいい作用がみられたことは、大きな成果だったと思います。
全ての利用者に同じケアができれば利用的ですが、現実的には困難である現状では、栄養状態の改善が優先順位の高いケースへのアプローチ方法として有用と思われます。
居宅 山田 みゆき