28 DNAの複製が進んでいくと新たな問題が起きてくる。元の 2本鎖 DNAがらせん構造をしているため、新たに出来た 2つの 2本鎖 DNAもらせん状に絡み合ってしまうことになる 。【 28 】は 2本鎖 DNAの一方または両方を切断して回転できるようにすることにより、新たに出来た 2つの DNA鎖の間のねじれを解消し、分離させる働きを担っている。 DNA複製が線状 DNAの末端まで到達したときに、別の問題に直面する。通常の複製方法ではラギング鎖の末端部ではDNA合成が理論上不可能であり、ラギング鎖のDNA複製が不完全な状態になってしまう。 *