言語文化教育研究学会 第9回研究集会(2021年8月28日・29日:オンライン開催)内の企画、「ホンマにトキメかなアカンのですか?」では、トキメキを感じる自身の基準に目を向けたり,それらを他の人と比べたりする交流する場を作りたいと思っています。研究集会参加の有無に関わらず、事前に広く「トキメく時ってどんな時?」を募り、研究集会当日には、それらを使ってグループで話し合いをします!
あなたの「トキメく時」をお教えください!
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1. 本話題提供セッションの目的-経緯と問題意識-
本話題提供セッションは,3月のプレ企画から生まれました。
プレ企画では,参加者が持ち寄った「トキメキ体験」について共有した上で,トキメキが生まれるプロセスや条件,その時の気持ちの詳細について話し合われました。この話し合いの中で,「トキメキとは個人によって全然違いそうだけれども,似通っているところもありそう」「前向きな気持ちの全てをトキメキと呼ぶわけではない」「トキメキと呼ばなくても,トキメキを感じなくてもよい気持ちや場面もある?」…といった,ぼんやりとした気づきや疑問が,企画者たちの間に湧き上がってきたのです。
こうした気づきや疑問をもとに,トキメキはポジティブで聞こえが良い言葉ですが,それを求めることが自明になりやすいのではないでしょうか,少し立ち止まり,あえて斜に構えてみて,トキメキについて本質的に考えてみることを目的とした場を作ろう,という問題意識を得るに至りました。
2. 本話題提供セッションの内容
上記の問題意識から,トキメキを感じる自身の基準に目を向けたり,それらを他の人と比べたりする交流する場を作りたいと思います。
具体的には,研究集会に先立って,
① 研究集会参加の有無に関わらず,事前に広くアンケートによって「トキメく時ってどんな時?」を募ります。Twitterをお使いの方は、ハッシュタグ「#ALCEときめき」をつけて、あなたの「トキメく時」をツイートしてください。Twitterアカウントをお持ちでない方は、こちらのGoogle Formsからお答えください。
② 企画者の研究集会委員で,人によって位置付けが分かれそうな「トキメく時ってどんな時?」の回答を5つ選出します(個人が特定されないよう,また意見を言いやすくする目的で,回答の一部を加工する可能性あり)。
を行います。
そして研究集会当日は,
③ 参加者の皆さんには,選出した5つの「トキメキ付箋」を,オンライン上の同心円が描かれたワークシート(名付けてトキメキターゲットモデル(右図):同心円の中心ほど強くトキメく,外側ほどトキメかない,同心円の外はトキメキ圏外)に,まずは個人で位置付けてもらいます。
④ その後,ブレイクアウトルームで少人数のグループに分かれて,それぞれが位置付けたトキメキ付箋について,1)ワークシートのどこに置いたかを共有します。2)人によってトキメキのポイントはどこが違うか/同じか,なぜ違うのか/同じなのかを議論します。3)どうしたらトキメクのか,グループで「トキメキ3条件」を挙げてもらいます。
⑤ 全体共有,まとめ
を行います。
以上の交流を通して,「ホンマにトキメかなアカンのですか」に迫っていきます。