きょうと視覚文化振興財団は、2024年1月28日(日)午後2時から、第4回視覚文化公開ワークショップを開催します。今回は、渡辺亜由美研究員(京都国立近代美術館特定研究員)が、堤拓也さん(インディペンデント・キュレーター、グラフィックデザイナー)をゲストに迎えて、「展示室の外側」について議論します。奮ってご参加下さい。
【概要】
美術館の「展示室」は、とても不自然な場所です。たくさんの「注意事項」(~してはいけません)、無機質な白い壁、話し声や時に足音さえ注意される静かな空間。温湿度は年間を通じてほぼ均一に保たれているため、夏場は肌寒く感じるかもしれません。しかしこうした不自然さは、作品を守り、適切な環境で展示するために不可欠なものです。そして「適切」という言葉の中には、作品を物理的に守るための「適切」という意味に加え、作品の自律性を担保するモダニズム的な制度を正当化する上で「適切」である、という意味合いが今なお込められています。この適切さ、あるいは権威をめぐり、展示室の内側・外側で行われた数多くの批評的な表現活動は、そのまま美術を巡る歴史でもあります。
ワークショップ参加(現地/リモートとも)を希望される方は以下のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信してください。参加方法をメールにてお送りいたします。
きょうと視覚文化振興財団
日時:2024年1月28日(日)午後2時から4時30分頃まで
会場:同志社大学今出川校地至誠館S2 キャンパスマップ (15番の建物)