初めまして。中途失聴難聴事業推進委員会家庭部会※です。
難聴者・要約筆記者の各団体で構成し、兵庫県内の中途失聴難聴事業について共に考え、活動しております。家庭部会では、家庭生活(夫婦、子育て、介護など)に関することを中心に取り組んでおります。
要約筆記者の中には、聞こえない・聞こえにくい子どもたち(以後:聴覚障害児・生徒)のために、学校で要約筆記による情報支援を行っている方もおられます。制度も予算もない中で、聴覚障害児・生徒のご家庭と学校・教育委員会と相談を重ねながら細々と支援を展開してきました。地域差がありますし、このような活動をご存知ない方も多くおられます。
そこで、2018・2019年度は、兵庫県難聴児親の会・特別支援学校の協力をいただきながら、「ノートテイク体験会」を開催し、2020年度はコロナ禍での変化を問うwebアンケートを行いました。
(県親の会のHPに報告書を掲載:
https://hyogo-nanchoji-oyanokai.amebaownd.com/)
そんな中、地域の学校に通われた方から、高校時代は学習内容が難しくなるにも関わらず、難聴学級もなく、聴覚保障の支援も機器の利用が許可されている程度であるというお声もいただきました。
そこで今年度は、「難聴学生が高校時代に欲しかった支援」について、皆さんのお声を集めたいと思います。
2019年4月に、「Japan Hearing Vision ~ライフサイクルに応じた難聴者(児)支援を実現するために~」
という考えが国から出され、この考えに基づき、各県で取り組みが始まっております。
http://www.jibika.or.jp/members/information/jhv_200204.pdf 兵庫県での取り組みに、皆さんのお声も届けられたらと考えておりますので、ぜひ、貴方の声をお聞かせください。なお、このアンケートの結果は、兵庫県難聴児親の会と共有し、個人が特定されない方法で行政・教育機関との懇談会などでも活用させていただきたいと思っております。
【アンケート実施期間】2021年7月10日 ~ 2021年8月15日
【アンケート対象者】 A 現在、聴覚障害のある高校生
B 聴覚障害学生として高校時代を過ごされた26歳くらいまでの方
※構成団体:NPO法人兵庫県難聴者福祉協会・兵庫県要約筆記サークル連絡協議会・
神戸市難聴者協会・要約筆記サークルこうべ・兵庫県立聴覚障害者情報センター