2021年5月30日(日) 9:30-11:30
#5 言語の再学習とテキスト性
「訓練課題を考えるとき、皆さんはどのようなことを意識していますか?」
認知神経リハビリテーションの失語症訓練では、テキスト(文)をひとつの言語ユニットとして捉えて訓練を組み立てます。認知神経リハが参照しているテキスト言語学者ド・ボウグランドは、テキストがコミュニケーション価値を持つための条件を7つに分類しています。訓練は必ず文レベルから行うので、課題の難易度を設定するときに、7つの分類が参考になります。今回はテキスト性について講義しながら、臨床でのテキスト性の視点をお伝えします。【ある場面において、患者さんが相手の言いたいことをくみ取れる、相手に効率よく伝えることができる】ためには、どのようなことが必要か一緒に考えていきましょう!
■宍戸加奈美 氏
函館稜北病院