DTPエキスパート
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PDFワークフロー

次の文中の空欄【A】〜【C】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

PDF/Xは印刷データ交換を目的として策定された規格で、ISO-15930となっている。国内でも、印刷用の形式として普及している。PDF/X-1a、およびPDF/X-3は、当初PDF1.3をベースバージョンとしていたが、後にPDF1.4に変更されている。

PDF/X-1aの主な仕様として、扱えるカラーはCMYK・グレースケールであり、【A】。フォントは、必ず埋め込みしなければならない。また、透明効果はサポートされていない。

PDF/X-3は、PDF/X-1aの仕様に加え、RGBカラー、ICCベースカラーの使用を許容されたものであり、【B】。

PDF/X-4は、PDF1.6をベースバージョンとしており、RGBカラーに加え、透明の使用が許容されている。そのため、透明効果を保持したデータでのRGB運用も実用的となっている。また、DTPアプリケーション側で透明の【C】を行う必要がないため、PDFデータの容量の増加を防ぎ、透明をネイティブで処理できるAdobe PDF Print Engine(APPE)との相性も良い。

PDF/X-4の特徴を活かすには、データの制作方法にも注意を払う必要がある。例えば、EPSデータを配置している場合は、PDF/X-4形式で書き出しても、内部的には【C】されているため、メリットを活かすことができない。このような場合、EPSではなく、ネイティブ形式(Illustratorならai形式)か、透明を保持した状態のPDFを配置する事で、PDF/X-4のアドバンテージを活かすことができる。
【A】
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【B】
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【C】
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インクジェット印刷の印字方式

次の文中の空欄【A】〜【I】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

インクジェット方式のプリンター構成は、インクジェットヘッド、インク、およびインク容器(インクカートリッジ)という3つの要素があり、インクジェットヘッドを左右の【A】方向に動かす機構と紙を縦の【B】方向に送る機構が主となっている。

また、インクジェット方式における印字は、内蔵されたインクをノズルから紙に吹き付け、印刷を行うという非常にシンプルな方式である。紙の上に付着したインクは紙に【C】して定着する仕組みとなっている。

ヘッドから1mm程度の距離を隔てて紙にインクが付着する非接触式プロセスであるため、インク粒子を【D】ことができれば、高精細の画像を印刷できる。しかし、インクが紙の中に浸透していく原理を利用しているため、印字品質はインクの物性と紙質に依存することになる。通常は、インクジェットプリンター用には【E】専用紙が必要になる。

【A】
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【B】
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【C】
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【D】
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【E】
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インクジェットプリンターの代表的なプリントヘッド方式に、サーマル方式とピエゾ方式がある。

サーマル方式とは、ノズルのバルブを開閉して加圧したインクを吐出する方式である。ヒーターによって加熱することでインク容器内に【F】を作り、その膨張によって吐出する。物理的な機構が少なく、印刷速度の高速化や印字画素の高密度化を図りやすいという特徴がある。ただし、インクに熱を加えることになるため、熱劣化の少ないインクを用いる必要がある。

一方、ピエゾ方式は電圧を変化させてピエゾ素子を【G】させ、ノズルから微小なインク滴を吐出する方式である。ピエゾ方式はドット毎にピエゾ素子を用意するため、ヘッド構造が複雑になり、画素数もあまり高くできない。しかし、ピエゾの【G】が電圧に比例するため、電圧制御することでインク噴出量を比較的簡単に制御すできる。複数のノズルから吐出したインクで1つのドットを形成させることでインク粒の大きさをある程度制御でき、サーマル式よりも【H】を豊かにすることができる。さらに、インクを加熱しないため、サーマル方式に比べて幅広いインクに対応可能である。

【F】
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【G】
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【H】
1 point
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これら以外のプリントヘッド方式として、コンティニュアス方式がある。ポンプによってノズルから連続的に押し出されたインクが【I】によって微細なインク滴に生成される。電極でこれに電荷を加え、偏向電極で滴の飛翔軌道を印字内容に応じて制御し印字する。偏向されなかったインクは回収口を経てタンクへ戻り再利用されるという仕組みである。

【I】
1 point
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個別原価計算とスマートファクトリー

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

印刷、特に商業印刷の大半は個別の受注生産であり、一品ごとに製品仕様はバラバラである。サイズや部数、用紙の種類、製本形態、表面加工の有無など、多種多様な仕様の品目を製造している。また、自社で製造できない場合でも受注することが一般的で、そのための外注ネットワークを構築している。

したがって、受注額に占める固定費・変動費の比率は一定ではなく、【A】を求めづらい、そのため、いくら受注すれば利益が出るのか判らないという状況に陥りやすい。赤字となった場合も細かい原因が判らず、対策はとにかく売上を増やせとなりがちである。そして、安値受注に走って収益率を低下させる企業が多い。

このような状況を打開するには、個別原価計算を徹底することが重要である。受注品目ごとの原価を【B】ことで、赤字品目を正確に把握し、原因を特定することができる。
・適正な価格設定がなされていない
・用紙や外注が逆ザヤになっている
・作業効率が悪く、作業時間がかかりすぎ

例えば、上記のような赤字の原因が判明すれば、具体的に対策を講じることが可能である。その結果、適正な利益確保に近づけることができる。

【A】
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【B】
1 point
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個別原価を把握するには、受注ごとの【C】を正確に把握することが重要である。どの工程でどれだけ時間を費やしたのかを記録する。印刷業界で、MISと呼ばれている情報システムを利用することが多い。

近年は、ワークフローRIPやCTP(プレートセッター)、印刷機、製本加工機など、印刷関連機器のスケジューリングや工程を一元管理するシステムが、スマートファクトリーの一環として提供されている。これらのシステムは、製造機器との情報交換に国際標準データ交換規格であるJDFに対応していることが多い。【D】Formatが規定されており、製造・稼働実績データを自動収集するために利用されている。今後、より一層の多品種小ロットの進展が予測されており、MISとこれらのシステムとの連携のニーズは高まっていくことが想定される。

【C】
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【D】
1 point
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高精細印刷

次の文中の空欄【A】〜【C】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

AM(Amplitude Modulated)スクリーニングは、等間隔に配置された網点の大きさを変化させることで色の濃淡を表現する技術である。網点の再現性、印刷時のインキ転写精度に優れており、オフセット印刷における標準的なスクリーニング方式である。国内でカラーオフセット印刷する場合、175〜200線程度のAMスクリーニングを用いることが多い。

それに対して、より精細な線数で刷版を製作し、印刷することを高精細印刷と呼んでいる。250線維状のスクリーン線数を指すことが多いが、その範囲が明確に決められているわけではない。250線程度になると、網点周期は【A】ほど微細となり、網点によるざらつき感が低減し、階調表現が向上する。小さな文字の品質も向上する。画像が鮮明で高彩度の表現が可能となるため、写真集や美術印刷などに用いられる。一方で印刷条件が厳密となるため、コントロールが難しいという制約もある。

高精細印刷では、網の【B】が高いため、モアレやロゼッタパターンが軽減されるというメリットもある。モアレは異なる版の網点の間や、網点と絵柄のパターン(洋服のストライプ柄など)が干渉することで発生する縞模様の1種である。網の【B】が高いとモアレが発生しても小さく、目立ち難くなるためである。

高精細印刷は、一般に彩度が向上する。網点が微細であるため、網点を形成するインキ膜厚が薄くなる。その結果、網点の重なり部分の再現性が向上し、インキの【C】が低減するためである。

【A】
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【B】
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【C】
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PCの文字・フォント環境

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

文字や記号をコンピューターで扱う仕組みとして、どの文字や記号にも、固有の番号がつけられている。その固有の番号、またはその番号付けの体型を【A】と呼ぶ。【A】は対象となる文字の集まりを指す文字集合と【B】という2つの概念の組み合わせからなる。

JIS X 0208やJIS X 0213は、工業規格として定められている【A】である。シフトJISは、MS-DOSと共に普及し、【A】と混同される場合もあるが、本来はJIS X 0208の【B】の1つである。現在、コンピューターOSやモバイルOSのほとんどやWeb環境において、Unicodeが主流となっていること、JIS X 0213の普及が進んでいることから、シフトJISはあまり使用されなくなっている。

Unicodeは国際的な【A】規格であり、これを基にISO規格(ISO/IEC10646)が制定されている。また、UTF-8やUTF-16とは、Unicodeにおける【B】の種類を表している。

【A】
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【B】
1 point
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DTPの現場で使用されている和文フォントの多くは、アドビシステムズ社によって規定されたAdobe Japan-1(A-J1)と呼ばれる文字セット(文字集合)を採用している。A-J1は、JISの文字集合の改定などに改定などにあわせて、A-J1-0からA-J1-6へと拡張されている。フォントメーカーから発売されている【C】フォント製品では、【D】に対応したものにStd、A-J1-4はPro、A-J1-6はPr6のように、文字セットを表すフォント名がつけられている場合が多い。

【C】
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【D】
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JIS X 0208-1990は、その後2000年にJIS X 0213-2000、2004年にJIS X 0213-2004へと改定されている。JIS X 0213-2004では、168字の例示字形が【E】に変更された。変更された字形は、JIS90字形とJIS2004字形として区別されている。JIS2004字形を採用したフォントには、多くのフォントメーカーがフォント名に「N」を付け、Nフォントと呼ばれている。例えば、Pr6Nというフォントを使用しているときに、「つじ」と入力・変換すると、通常は2点しんにょうの「辻」の文字が表示される。

【E】
1 point
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表組の作成

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

日本では、雑誌や実用書などの書籍など、あらゆる分野の書類で表組が多用されている。表組とは、縦・横に罫線などで区切られたマス目(セルと呼ばれることもある)を二次元に配列し、各セル内にテキストや画像を配置する組版方法、またはそのオブジェクトの総称である。tableとも呼ばれている。

横組みの場合、水平方向のマス目を【A】、垂直方向のマス目を【B】と呼び、各々の1番目に項目名(見出し)を表記することが一般的である。ビジネスの現場では、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートを使用した表作成が広く普及し、書類作成や統計分析などに利用されている。

【A】
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【B】
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InDesign CC2014には表作成機能がある。「表パネル」は、表の構造を設定するもので、組み方向、【A】・【B】の数や幅・高さ、セル内のテキスト揃えや余白の項目がある。【C】はセル単位でスタイルを登録・適用するもので、文字や罫線、塗りなどを設定できる。

実際にInDesignで表を作成する際、最初から各セルにテキストをその都度入力することはあまり行われない。何らかの方法でデータを読み込み、表に配置することが多い。例えば、【A】の区切りを【D】で、【B】の区切りをタブやカンマとしてテキストデータを読み込む。または、ExcelやWordで作成された表データを読み込むこともできる。Excelのセルを一括コピーし、直接InDesign上の表組にペーストする方法もある。Excelのファイルを【E】で読み込んだ場合は、リンクを更新するだけで元ファイルの修正をInDesignの表組に反映させることができる。

InDesignの表組機能にはExcelのような【F】。また、Excelでは作成できない縦組みの表組に対応しており、セルごとに文字列の縦組み・横組みの設定もできる。このように、商業印刷物や出版物の表組を作成する上でデザイン的な創意工夫も十分に対応できるといえる。

【C】
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【D】
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【E】
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【F】
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スクリーニングとは、塗る・塗らないの2階調の印刷表現を行い、塗られる面積の大小で濃淡を表現する技術のことである。写真や色などの【A】に優れ、大量印刷に適しており、オフセット印刷を支える技術の一つである。

網点の間隔が一定で、網点の大きさ(面積率)で濃淡を表す【B】に対して、網点の大きさは一定だが、その間隔(密度)を変えることにより濃淡を表す網点方式を【C】と呼んでいる。

【A】
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【B】
1 point
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【C】
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【B】には、異なる版の網点同士が干渉してモアレを起こすという欠点がある。通常は、版の網角度を変えることでモアレの発生を最小限にする。カラー印刷ではCMYKの4版が必要であるため、90度の範囲内で角度を変える必要がある。したがって、CMK3版の網角度を30度ずつ変え、CMK中のどれか2版の間にY版を置く。Y版はモアレが目立ちにくいため、他の版との差を15度とする。このように4版の網角度を振り分ける。網点同士によるモアレ以外に、窓のブラインドや壁面タイルパターンと網点が干渉し、モアレを起こす場合がある。また、30度ずつ離れている3版の網が重なると、絵柄によっては【D】が発生し、目立つ場合もある。

しかし、【B】は網点間隔が一定であり、ハイライト部から中間調、シャドウ部までトーンのつながりが均一で安定した仕上がりを得ることができるというメリットもある。

【C】は密度を変えて濃淡を表すために、ハイライト部とシャドウ部で網点間隔が異なる。ハイライト部では網点間隔が粗く、なめらかさが損なわれ、荒れた感じに見えることがある。ただし、【C】は規則性がないため、網点同士の干渉モアレが理論的には起こらない。

現在では、【B】と【C】のスクリーニングの特徴を兼ね備えた【E】というスクリーニング方法も提供されている。
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【E】
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特色印刷

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

特色印刷とは、通常のプロセスカラーとは違うインキを使用する印刷のことである。プロセスカラーでは表現できない【A】だけでなく、CMYKで表現できる薄い色をあえて特色に置き換えることで網点を無くし印刷効果を上げたり、企業の【B】として指定されている色を特色として刷る。プロセスカラーに特色を加えて色域を拡大したりマゼンタやイエローを【C】に優れた特色に置き換えてポスター印刷に使用することもある。さらには、特色と墨などを組み合わせて印刷版数を減らす目的で使用されることがある。

【A】
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【B】
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【C】
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インキメーカーなどから、特色を印刷した番号付きの色見本チップが販売されている。特色を指定する際には、色見本チップそのものを全工程で共有できるようにしなければならない。チップは【D】ため、番号だけでは正確な色を伝えられない場合がある。
レイアウトソフトには特色を指定する機能があるが、プロセスカラー印刷用データに特色のスウォッチが誤って使われていることも多い。この場合、プロセスカラー4色に加えて特色版が使われてしまうことになる。また、Illustratorは特色をCMYKの近似色に置き換えることができるが、【E】。印刷版数といった根本的な製品仕様に関わることなので、必ずクライアントの確認が必要である。

【D】
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【E】
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次の文中の空欄【A】〜【D】に入るのを[解答群]の中から選びなさい。

光源によって物の色の見え方は変わる。色評価用の光源は、まず色温度を適切に選択し、次に演色評価数について考慮することが重要である。

色温度とは、照明光の色みを【A】のK(ケルビン)という単位で表したもので、色温度が高いほど【B】の量が多く、低いほど【C】が多い。例えば、白色蛍光灯は4300K、快晴の青空は10000K以上とされる。

【A】
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【B】
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【C】
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CIの標準光源には、A、C、D65などがある。A光源の約2856Kとは、完全放射体(例えばタングステンランプ)を2856度まで熱したときにあらわれる色を基準としている。D65は、欧州、北欧における平均的な太陽光として定めたもので、色温度が約6500Kである。C光源は、D65に近い実際の光をつくるために、A光源に青色フィルターをかけて作ったものである。

印刷における原稿の色評価、インキの色合わせ、印刷物の色評価などのための標準光源は、色温度【D】が使われる。

同じ色温度の光源を使っても、色の見え方が同じにならないことがある。光源ごとに分光分布には違いがあり、自然光に近いなだらかな分光分布ほどよく、基準光源での見え方にどれだけ近いかを演色評価数Raで表している。

日本印刷学会で推奨する色評価用の標準光源における平均演色評価数Raの値は【E】とされている。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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欧文組版

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

欧文の活字は1文字ごとに幅が異なるプロポーショナルであり、半端な処理は単語間のスペースの空き具合で調整する。また、単語の途中でのハイフネーションによる改行は、可読性が損なわれるため、できるだけ避ける。このような原則のため、活版や写植時代の欧文組版の本文は【A】が基本とされていた。

DTPにおいては両端を揃える【B】が自動的に処理できるようになり、欧文組版でも同様のものが出回るようになった。しかし、新聞や雑誌などでは、まだまだ【A】のものも多く見られる。行長が短い場合、単語間のいびつな空きが生じやすいためである。

【A】
1 point
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【B】
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欧文には大文字と小文字があり、各々のベースラインを揃えて組まれる。本文では小文字が中心となるため、「x」の高さである【C】に揃って見える。ベースラインより下側にはみ出す【D】や上の【E】を持つ文字が少ないためだ。したがって、日本語の文字と同じ文字サイズで組版した場合、欧文の文字が【F】見える。また行間を同じ数値にした場合、欧文の行間が広く見える。【C】の小さい【G】の文字ではそれらが顕著に現れる。

【C】
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【D】
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【E】
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【F】
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【G】
1 point
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個人情報保護法

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

個人情報保護法とは、個人情報の定義や扱いに関する基本理念、個人情報を取り扱う事業者が個人情報の取得・利用・提供等を行うにあたって遵守すべき義務等について定めたものであり、2005年に前面施行されている。その後、当初想定されていなかった大規模な情報流出事件が起き社会問題になるなど、改めて環境整備が求められる状況となった。そのため2015年に同法を改正、2017年に施行となり、以後3年ごとに見直す原則を設けることとなった。

2020年の見直しでは、個人の権利保護および個人データの安全な利用の観点から改正が行われた。一部の法に違反する場合に加え、個人の権利または正当な利益が害される恐れがある場合、個人が自身の個人データの【A】を請求する権利が認められている。

個人情報取扱事業者が個人データを【B】について、個人本人が開示請求できる。また、個人情報を漏洩された場合、【C】への報告、および本人への通知を義務化するなど、安全な利用に向けた規定を強化している。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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校正・校閲・検版

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

校閲とは、単に表記の正誤・統一だけでなく、書かれた内容が事実と合っているかを確認することである。歴史的事実や人名、文学作品名、化学・科学などの数値などの確認も含む。校閲では【A】このようなチェックを行う。近年ではインターネットの検索で事実関係の確認を済ませることが多い。しかし、歴史上の人物の表記などは、インターネット上では簡略化されることも多いため、印刷物で確認すべきである。こうして調べた結果から疑問箇所を指摘し、根拠を明示して問いかけを行う。

校正とは、印刷工程の途中で校正刷りと原稿とを照合し、文字の誤りや用語・表記の不統一、レイアウト誤りなどを正す作業である。原稿と比較して誤りを見つけることが主眼である。原稿字体が誤っている場合は【B】。

検版とは、印刷に使う版の確認を行うものである。責了時の赤字が確実に修正されているか以外にも、面付けが製本様式とマッチしているか、印刷に必要な裁ちが確保されているか、必要な絵柄が印刷・製本の過程で裁たれてしまう心配はないか、不用なもの、汚れなどが入っていないかといった点も確認する。すなわち、製版作業が正しく行われたかを最終的にチェックすることが検版の役割である。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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修正の前後において相違箇所の確認を行う方法として、残像現象を利用した【C】検版がある。かつてフィルム製版時代には、透明なフィルムを重ね上下にずらすことで相違箇所を発見する手法も一般的だった。現在では、こうしたアナログな手法ではなく、修正前後のデータをビットマップ化して比較するデジタル検版が広く利用されている。

デジタル検版で相違点として抽出されるのは、①意図しない変化、②赤字修正による変化のどちらかに分けられる。この相違点が正しいかどうか、は人間が判断せざるをえない。

まず、デジタル検版にて検出された相違点を責了紙で確認し、反応箇所が妥当かどうかを判断する。責了紙上の該当箇所に赤字がなければ、【D】の可能性がある。ついで、責了紙上の赤字箇所とデジタル検版の結果を比較する。責了紙に赤字があり、デジタル検版の該当箇所に相違点がなければ、【E】の可能性が高いといえる。最後に、責了紙上の赤字箇所と訂正紙を見て、【F】を確認する。

確認を行うとき、いくつかの確認を同時に行ってはならない。結果として何度も同じところを見ることになり、非効率のように見えるが、一度に1つのことだけを確認することで、確実に検版を行うことができる。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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AI(人工知能)

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

AI(人工知能)とは、Artificial Intelligenceの略で、コンピューター上の言語の理解、学習・記憶などによる知識の習得、推論や判断、問題解決などの高度な知的行動をさせる仕組みである。AIには、エアコン・冷蔵庫などの温度制御を行うような比較的単純なものから、チェスや囲碁など過去の対戦データを元に学習し対戦するもの、機械学習を取り入れた検索エンジンやビックデータ分析などもあり、あらゆる分野での利用が期待されている。

【A】とは、大脳皮質の仕組みを模倣したニューラルネットワークという機械学習技術を多層化したもので、特に画像認識や音声認識などの分野で大きな成果を出している。物事の特徴を定量的に測る物差しを【B】と言い、従来の機械学習では人間がこれを設定することが必要だった。

【A】によって【B】を自動的に獲得することができるようになったため、飛躍的にAIの実用化が進展している。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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印刷物制作においてもAIの応用が進んでいる。アドビでは自社の製品やサービスに適用されるAI技術を【C】と称し、マーケティング分野やクリエイティブ分野の機能アップを進めている。例えば、一般生活者向けのPhotoshop Elementsでは、写真の【D】やモノクロ写真のカラー化、背景の不要物の削除、肌を滑らかにする等などの修正・レタッチを自動的に行うことができる。AI技術によって、画像認識や修正・加工の精度が飛躍的に向上したことから、このような機能が実現したと言える。

また、ある印刷企業では原稿の執筆段階における校正・校閲サービスをAI技術を利用して実用化し、提供している。経験豊かなベテランに頼っていた作業を、現行制作ルールを分野ごとに辞書化し、さらにディープラーニング技術で過去の蓄積データから【E】を構築することで、専門分野ごとの校正・校閲の精度向上と効率化を実現しているという。

【C】
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【D】
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【E】
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印刷物の表面加工

次の文中の空欄【A】〜【K】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

雑誌の表紙や商品パッケージなどは、印刷終了後に印刷物の保護、艶、堅牢性という機能面や、デザインの役割などの差別化のために表面加工をする場合がある。表面加工を行うことで、印刷物の装飾効果を高めたり、耐光性や耐熱性、【A】など強度を高める効果もある。
表面加工は、オフセット印刷機にニスコーターを取り付け、4色印刷と同時にニスを塗布する【B】方式やニス引き機やグラビア印刷機を使用した方式がある。
ニス引き以外の表面加工としては、プレスコート(プレス加工・ミラープレス)、【C】などがあり、いずれも印刷物の表面に光沢を与え、耐水性など印刷物を保護することもできる。

【A】
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【B】
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【C】
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PP貼りは、紙に【D】のフィルムを貼り付け、熱プレスして光沢を出すもので、接着層を含んだフィルムの使用が主流になっている。他の方式に比べるとフィルム自体にも光沢があるため艶が長持ちし、耐水性、耐摩擦性もあり、高温・多湿の状態にしても【E】が起きにくい。
箔押しとは、印刷後に行う加工の一つで、書籍の表紙など比較的厚い紙に文字や模様の凹凸対の型を作り、表側に当たる型に金箔、銀箔、色箔、アルミ箔などを貼り付けて、【F】を加え凹凸を付けるものである。ホットスタンピングとも呼ばれ、隠ぺい性も高く下地の色に影響されない。箔押し用の版は金属でできた【G】版であり、【H】が作られる。

【D】
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【E】
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【F】
1 point
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【G】
1 point
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【H】
1 point
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表面加工の方法として、【I】と【J】がある。【I】は、凹凸模様を彫刻したプレートまたはロールで印刷物に凹凸の模様を生じさせるもので、箔押し機を用いて作業できる。【J】は、厚めの紙に凸版を強めに加圧し、加熱し、凹模様を付けるものである。

【I】
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【J】
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近年では、【K】によって微細なスポット・ニスコーティング加工や金箔・銀箔、透明厚盛などをおこなうデジタル加飾が注目されている。版や型が不要で、専門的なオペレーターに頼ることがなく、小ロットで自由度の高いデザイン表現、短納期でのサンプル製作や製造が可能である。プレミアム感あるデザインや手触りを表現し、付加価値の高い印刷物を提供することができる。富裕層向けのDMやパンフレット、高級パッケージ分野などでの利用が増えている。

【K】
1 point
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次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

オフセット印刷における色校正は、デジタルワークフローの進化によって大きく変化した。イメージセッターからフィルムを出力し、PS版に焼き付けるフィルム製版の頃は、フィルム自体を直接修正すること(ストリップ修正)もあったため、校正専用の印刷機を使った【A】が主流だった。通常の印刷機と印刷スピードや印圧などの条件が違うため、本機に対する再現性が低く、バラツキもあった。現在、【A】は生産されておらず、ほとんど使用されなくなっている。

CTPが導入されると、デジタルデータと版の内容が同一であるため、版を使用しないダイレクトプルーフが可能となった。印刷網点を再現するハイエンドタイプの【B】も導入されるようになった。また、高コストではあるが、最終的に使用されるインキ・用紙を用いた【C】が行われることもある。

その後、カラーマネジメントの普及と印刷の標準化、デジタルプルーフ機器の高性能化が進展した。ほとんどの【B】は専用紙限定で用紙サイズに制約があり、1枚当たりのコストが高いこと、特色の対応が難しいことから、現在ではほぼ使用されていない。それに代わって低コストの【D】が、広く利用されている。【D】の中には、高速・高解像度で色再現性が高く、オフセット用紙を使用できるタイプのものもあり、高品質の色校正として利用されている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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デジタル印刷の応用

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

デジタル印刷の大きな特徴の一つにバリアブル印刷がある。印刷ビジネスの観点で見ると、バリアブル印刷は大きく3つのタイプに分けられる。

個人ごとの趣味や嗜好、購入商品に関連する内容など、受け手に応じて情報を変化させることを【A】という。

テキスト情報だけを差し替える多言語対応のパンフレット、セール内容は同じだが店舗情報だけを差し替えるチラシのようなものがある。つまり、基本的な内容は同じだが、部分的に変更したパターンを印刷することを【B】という。例えば、1パターン1,000部の印刷物を10種類製作するような場合がある。

郵送された請求書には、受け取る相手のほとんどが開封し、目を通すことが期待できる。そのため、明細書の余白や裏面に広告を印刷すると効果が大きいとされている。このような印刷物を【C】という。しかし、近年では請求明細書を郵送から電子版に切り替える動きが進んでおり、効果は限定的になっている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
Clear selection
【C】
1 point
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帳票類や請求書はデジタル印刷サービス市場の拡大を牽引してきた分野の一つである。主な方法は、汎用性のあるベースデザイン部分(ロゴ、罫線、説明文など)は事前にオフセット印刷で用意(プレプリント)しておき、後工程で顧客ごとのデータを印刷する【D】方式である。しかし、プレプリントの製作・保管自体に手間やコストがかかり、デザインや内容変更で廃棄することも少なくない。近年では、白紙の状態から一回で請求明細書の【E】を印刷することが増えている。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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Acrobatによるデータチェック

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

PDFによる印刷入稿は既に一般化しているが、品質保証と出力保証は区別しておかなければならない。Acrobatで可能なPDFのチェック内容は【A】であり、【B】評価となる。コンテンツは人が確認する【C】評価に依存する。例えば、レイアウトのバランス、配色バランス、文章内容や誤字脱字、写真のピントや色合いなどを、Acrobatでチェックすることはできない。

また、PDFに誤りがあった場合、Acrobatのフィックスアップ機能で修正するのではなく、InDesignやIllustratorでネイティブデータを修正し、再度PDFを作成する。PDFをAcrobatで編集・加工して印刷用データに最適化したり、IllustratorでPDFを開いて再修正するのは、【D】

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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Acrobatでデータをチェックする際、品質保証・出力保証の両面で注意しなければならないことがある。例えば、裁ち落としの有無については、【E】だけでなく、絵柄が存在するかどうかを目視で確認する。オーバープリントやトラッピングについては、「出力プレビュー」から【F】表示に切り替え、表示結果を目視でチェックする。

また、PDFの入稿ルールは印刷会社によって異なる。【G】やインキ総量(TAC値)、出力インテント、使用できるカラーモードなど、印刷会社が規定しているため、それを遵守する。PDF/Xに準拠したとしても、すべての印刷会社で出力できるとは限らない。印刷会社も自社ルールを制作側に伝達しなければ、自社の基準とは合わないデータが入稿されてしまうため、積極的に情報を公開すべきだと言える。

【E】
1 point
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【F】
1 point
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【G】
1 point
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Web to Print

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

Web to Printとは、Webブラウザーからデータエントリーや印刷指示を行い、印刷物を制作・納入するシステムやビジネスモデルの総称である。大別すると不特定多数のエンドユーザーを対象としてB to Cと、特定の企業間で構築し、受発注の効率化や進捗監視を含めるB to Bがある。

オンライン印刷受発注サービスである印刷通販は、代表的なB to CモデルのWeb to Printビジネスである。不特定多数のエンドユーザーを対象として、印刷発注者がWebブラウザーからデータ入稿と【A】を行う。多くの印刷通販サイトでは、端物や冊子、ポスター、名刺やはがき、フォトブックなど、さまざまな印刷物に対応している。オフセット印刷やデジタル印刷などの印刷方式、用紙や製本、表面加工なども幅広く選択することが可能である。例えば、ブライダル用の案内状など、テンプレートを利用した簡易レイアウト機能が提供されている場合もある。また、近年では荷札ラベルや販促材料・ギフト用品、選挙用の材料のように目的特化型の印刷通販サイトも増えている。国内最大規模のイベントであるコミケ(コミックマーケット)で販売される【B】は、これらを専門、または注力している印刷通販サイトで製作されていることが大多数である。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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Web to Printには、特定の企業間で構築するB to Bモデルもある。企業には、定期的、または繰り返し発注する印刷物があり、そのための発注管理業務が企業側の大きな負担となっているケースがある。例えば、印刷物の内容が地域や支店ごとに異なり、発注件数や頻度が膨大となる場合、納入先や納品内容の管理が複雑な場合がある。Web上でレイアウト確認や受発注を行うことで、発注者側のワークフローを効率化し、さらに年間の経費管理なども容易に行うことができる。つまり、印刷発注業務の【C】である。印刷会社側から見ると、営業レスで印刷受注を行うビジネスフローを構築することができる。

例えば、大企業では人事異動のたびに膨大な人数分の名刺が必要となる。年間数万人規模となる企業もある。また、全国の事業所に振り分けて発送する手間や経費もかかる。名刺のレイアウトは複雑な要素や社内ルールがあること、人名・地名を扱うことから、入念なチェックが必要となる。名刺特有の【D】やリモート校正だけでなく、受発注業務を一元化し、名刺の印刷、全国の事業所への発送、決済や経理管理を行うことで、大幅な効率化を実現することができる。

その他、全国の店舗のキャンペーン用チラシやパンフレット、【E】などの受発注のためのWeb to Printを構築するケースや、社内規定や図面集、製造マニュアルなど社内ドキュメントのために構築することもある。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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水なしオフセット印刷

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

オフセット印刷は、平版印刷の一種で通常はインキと水が反発する特性を利用した印刷方式である。アルミニウムの金属板の上に感光性樹脂を塗布した版に、印刷イメージを露光することで、表面に【A】と親油性の部分を作る。印刷機上で【A】の部分に【B】を付着させ、親油性の部分のみに油性インキが付着した状態にしてインキを転移する原理である。版から直に印刷用紙に転写するのではなく、一旦【C】というゴム製ローラーに転写紙、そこから印刷用紙に転写することからオフセット印刷と呼ばれている。高精細・高品質なカラーを低コストで再現でき、大量印刷にも適しているため、世界で最も普及し、使用されている印刷方式である。
一方、オフセット印刷は【B】を使うため、印刷用紙が伸縮することが避けられない。さらに、乾燥にも時間がかかる、【B】とインキのバランス調整やメンテナンス作業が煩雑などの問題も抱えている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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これに対し、【D】により版の上に油性インキをはじく部分を形成し、画線部だけにインキを付着させる方式が水なしオフセット印刷である。1970年前後に開発されたが、その後CTPの実用化に伴い、普及が進んでいる。
通常のオフセット印刷に比べて、色調や見当など印刷機上の安定性が高いという特徴がある。【B】関連装置や【B】自体のコストを削減するというメリットもある。一般商業印刷の他、パッケージ、シール・ラベル印刷などでも使われている。ただし、水なし印刷専用の版材やインキが必要という制約もある。
近年では、【B】を使用しないことから【E】の影響がなく、環境・健康にやさしいオフセット印刷として、印刷発注者からも注目されている。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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紙幣の偽造防止技術とセキュリティー

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

日本の紙幣の偽造防止技術は、世界でも有数レベルといわれている。

例えば、「日本銀行券」などの文字にはインキを高く盛り上げる【A】が使われ、触るとざらざらした感じがある。また、紙幣の種類によって形状が異る識別マークにも使われており、目の不自由な人でも指で触って識別することができる。

「NIPPONGINKO」と印刷された微小な文字は、【B】ことを目的とした偽造防止技術である。
角度を変えると額面数字や「日」のデザイン、桜の画像などが見えるのは、光の干渉・回折を用いて3次元を表示する【C】が使われているためである。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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光にかざすと文字や画像が浮かび上がるのは、紙の厚さを変えることで表現される【D】という技術である。現在発行されている紙幣には、表面の肖像と同じ「福沢諭吉」「樋口一葉」「野口英世」の【D】が施されている。
紙幣を傾けると表面には「10000」、「5000」などの額面数字、裏面には「NIPPON」の文字が浮かび上がる潜像模様がある。他に傾きによってピンク色の光沢が見えるパールインキ、文字が青緑色から紫色に変化する工学的変化インキが使われている。
このように、日本の紙幣には多くの偽造防止技術が盛り込まれている。

【D】
1 point
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はがきの制作

次の文中の空欄【A】〜【J】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

はがきは、【A】に分類され、所定の規格内であれば私製することができる。その際、以下の規格に従わなければ手紙(【B】)として扱われ、料金も異なる。はがきは長方形の紙に限る。以前は「官製はがき」と呼ばれていた日本郵便株式会社が発売する通常はがきのサイズは【C】であるが、私製はがきのサイズは【D】、重さは2〜6gの範囲であればよい。

また、往復はがきは長方形の紙の短辺部分をそろえ、折り目が右側になるように折り合わせ、その際のサイズが【D】、重さは通常はがきの2倍の4〜12gになる必要があり、これらの規格を超えるものは手紙の扱いとなる。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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料金別納や料金後納のマークについては、はがきを横位置でデザインする場合は表面の【E】に、縦位置でデザインする場合は表面の【F】に、それぞれ表示しなければならない。宛名を書く表面は、【G】が「郵便はがき」まはた【H】と記載があれば、はがきとして扱われ、郵便料金は【I】となる。この記載がなければ手紙として扱われ、郵便料金は定形で84円から、定形外で120円からとなる。

DM等でよく使用されている【J】については、送付時の形状が上記のはがきの規定に従っていれば、はがきの郵便料金で発送できる。【J】は、伝えられる情報量が数倍に増え、会員情報などを内面に配置することにより、個人情報などのプライバシーにより配慮することができるなど、メリットが多く、利用が増加している。

【E】
1 point
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【F】
1 point
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【G】
1 point
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【H】
1 point
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【I】
1 point
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【J】
1 point
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次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

米国では、1冊単位で注文を受け、デジタル印刷にて書籍を製造・出荷するオンデマンド出版サービスが早くから定着している。取次大手イングラム傘下のライトニングソース社は、数10台規模の高速インクジェット・フルカラーデジタル印刷機を設置し、Amazonなどのネット通販サイトや系列書店、出版社などから1冊単位の注文に応じて印刷・製本を行っている。予め出版社の【A】データを預かり、注文から24時間以内に出荷する体制である。
オンデマンド出版は、電子書籍の流通・販売と類似点が多い。読者は、書店の店頭ではなくネットで注文する。電子書籍は即座にダウンロードして閲覧できることに対して、オンデマンド書籍は数日程度の期間で、配送される。どちらも品切れがなく、必ず入手することができる。出版側から見ると、どちらも初期の印刷費用が発生しない。また、【B】のため、倉庫代もかからず返本も起こらない。つまり、低リスクの出版が可能である。このように、1冊ごとに注文を受け、印刷・製本・発送する方式は、【C】とも呼ばれている。
国内ではAmazonのPODを利用したオンデマンド出版・取次サービスも行われている。【D】や小規模出版社向けなどに、オンライン書店への取次やデータ準備、入金管理などを代行する。売上から印刷費や販売手数料を差し引いた金額が支払われる方式であり、印刷初期費用を抑えることができる。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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出版社が、オンデマンド出版代行業者を利用して、在庫切れ書籍などの注文・販売を行っているケースもある。代行業者は出版社名のオンライン販売サイトを運営し、1冊単位での注文に応じて印刷・製本を行い、配送している。
大手出版社が自社内にデジタル印刷機を導入し、小ロット出版に取り組む事例も増えている。ある出版社では、コミックスや新書・文庫の重版対応と新刊発行前に書店に配布するプルーフ本を内製化している。極小ロットの印刷・重版を行うことで、読者や著者の要望に応えられ、【E】を図っている。読者、著者、出版社の3者にとって有益であり、今後も拡大が見込まれる。
また、ある出版社では、図解やグラフの多いサイエンス系新書の小ロット新刊・重版に取り組んでいる。オフセット印刷では難しい【F】を実現することができ、好評を得ている。

【E】
1 point
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【F】
1 point
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パーソナライズDMの進化

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

近年、オンラインショッピングサイトを運営する企業が、パーソナライズDMやパーソナライズ小冊子(ミニカタログ)を送付して成果を上げている。

カート(カゴ)落ちとは、ショッピングサイトのページ閲覧者が、ショッピングカートに商品を入れる操作まで進みながら、決済を完了する前に【A】をやめてしまう現象を指している。このような場合、ショッピングサイトの多くは【B】を送信して、購入を促している。しかし、ショッピングサイトからのメールは、ほとんど開封されず、削除される可能性が高い。実際のメール開封率は、20%以下だといわれている。つまり、カート落ち後にメールが読まれる確率は、実際にはかなり低く、効果的とはいえない。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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ショッピングサイトでカート落ちした商品について、24時間以内に紙のDMを編集・発送することで、大きな成果を上げた例がある。該当する会員データと検討していた商品を反映し、パーソナルDMを編集・発行し、送付する。この仕組みは、ショッピングサイトを運営する企業サイドのECシステムや【C】、CRM(顧客管理)システムと、印刷サイドのパーソナライズDMシステムと【D】があって実現したものである。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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現時点では、DMのデザインや商品構成、メッセージなど、さまざまなレコメンドパターンを試行している段階である。例えば、レコメンドの際に【E】を発行すると高倍率が上がるかどうか、検証を重ねている。また、服を購入した会員に、その服に関連性の高い商品やコーディネートを提案する小冊子(ミニカタログ)を、商品購入後1週間以内に送付するといった試みもある。

【E】
1 point
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写真の切り抜き

次の文中の空欄【A】〜【C】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

Photoshopで被写体を背景から切り抜くといった複雑な切り抜き処理を行う場合、クリッピングパスを作成してデータに添付しレイアウトソフト上で処理する方法と、Photoshop上で背景を透明にする方法の2通りがある。

クリッピングパスを使う方法では、Photoshop上では切り抜き処理されず、レイアウトソフト上に配置してはじめてクリッピングパスがクリッピングマスクとして使われ、一切ボケずにくっきりと切り抜かれる。ボケを表現できないため、この方法を使う場合は背景色の影響を受けないよう、【A】。

背景を透明にする方法では、Photoshopで背景を選択して削除したり、レイヤーマスクや、ピクセル化されて扱われるベクトルマスクを使用して不要部分を透明にする。ピクセル自体の不透明度を操作できるので、グラデーション状に透明にしたり、被写体の輪郭のボケ足を徐々に透明にするといったことが可能である。正しく処理したPhotoshop形式データでは、【B】。昨今ではクリッピングパスと透明の療法を扱えるPhotoshop形式(.psd)が印刷入稿では一般的だが、かつてよく使われていたeps形式は【C】。

どちらも一長一短あるため、古い・新しいではなく作業効率や要求品質によって使い分けると良い。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
Clear selection
次の文中の空欄【A】〜【E】の入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

Photoshopでの画像解像度変更には、画像の総ピクセル数を変えずに解像度値だけを変える方法の他に、画像を構成するピクセルを増やしたり減らしたりする【A】を伴う方法がある。【A】の方法にはいくつかのアルゴリズムが用意されており、画像のタイプや拡大時、縮小時など状況に応じて選択することで、画質の劣化を最小に抑えることができる。

例えば、Photoshopで【B】と表記している最近傍法は、画像を拡大する際に最近傍の画素を補完するシンプルな方法である。処理速度が早い反面、画質が劣化しやすい。中間カラーのアンチエイリアス部分を作らないので色数を増やすことがなく、【C】など色数制限のある画像に向いている。

バイキュービック法は、画素の周辺の4×4画素の輝度を参照し、三次式で近似して補完する。計算式はやや複雑で低速となるが、【B】より色調のグラデーションが滑らかになる。

Photoshop CC 2018では、Adobeの人工知能「Adobe Sensei」により【D】が搭載され、格段に品質の良い画像拡大が行えるようになった。画像によっては200%程度の拡大でも違和感が少なく、通常なら【E】。

ただし、AIによる画像拡大は、画像の内容を見てディテールを積極的に生成する特徴がある。このため、砂地だった部分がタイル状の床になるなど、場合によっては望ましくないディテールが生成されることもある。AIを使った画像拡大は万能ではなく、品質の確認と保持には人の目が必要であることに変わりはない。

【A】
1 point
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【B】
1 point
Clear selection
【C】
1 point
Clear selection
【D】
1 point
Clear selection
【E】
1 point
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オンライン校正

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

雑誌や書籍などの製作過程では、通常は著者や編集者、および校正担当者などが複数回の校正を行う。カタログやチラシなどの商業印刷物の場合、さらに関係者が多数となるため、校正には手間や時間がかかることが多い。従来の製作過程では、狩りの印刷物である【A】を関係者とやり取りするため、人が運搬したり、配送することが必要であった。

近年の印刷物制作過程では、デザイナー、出版社、クライアント、印刷会社などの関係者の間でPDFを活用した校正が行われることも少なくない。DTPで制作したPDFを、メールやオンラインストレージ上で関係者とやり取りする。Acrobatの【B】機能によって校正の指示やコメントを書き込むことができる。このような方法は、PDF校正、またはオンライン校正などと呼ばれている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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クラウド上でオンライン校正を行う専用ツールも提供されている。いくつものプロジェクトが並行して進行するような場合には、このようなオンライン校正ツールが適している。プロジェクトごとに関係者を設定し、入稿・招待・承認・締め切りなどの通知メールを自動化することもできる。多くのツールでは、タスクの進行状況を一覧表示するなど進行管理や履歴管理が可能である。【C】で関係者とコミュニケーションできるものもある。ツールによっては、印刷物だけでなく、Webページや動画などのコンテンツを扱うことができるものもある。オンライン校正だけでなく、クリエイティブワークのプロジェクト管理ツールという側面がある。

プリプレス工程で使用されるワークフローRIPにおいて、オンライン入稿・校正機能が提供される場合もある。【D】以降のRIP済みデータの校正を行い、関係者間で共有するタイプである。リモート校正とも呼ばれている。修正前と修正後データの差分を検出する【E】ができることが特徴である。

【C】
1 point
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【D】
1 point
Clear selection
【E】
1 point
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制作コンセプト

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

デザイン制作する際に、コンセプトは最も重要視すべきことの一つである。コンセプトを日本語に訳すと概念・観念・発想・構想ということばになる。雑誌の記事などではその企画自体にコンセプトがあり、広告の場合は商品にも広告にもコンセプトはある。コンセプトは、企画に対してその【A】を明確にしたものである。

【B】はコンセプトと同一視されることもあるが、この2つは明確に異なる。たとえば災害時の乳幼児向け備蓄食料という商品コンセプトがあったとする。そこにパッケージがおもちゃになるという【B】が加われば、より深みや厚みを持つことになる。パッケージがおもちゃになるという【B】から、大人が楽しめてインテリアにもなるペーパークラフトのシリーズや、大人のための食品玩具というコンセプトが生まれるかもしれない。

このように【B】とコンセプトは、異なるながらも密接に関係している。コンセプトがあるから【B】が生まれ、その【B】から新たなコンセプトができることもある。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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また、コンセプト作りには誰に向けて発信するものなのかを明確にしなければならない。その対象を【C】と呼び、対象を割り出すことを【D】と言う。【C】を割り出すために年齢、性別、職業、居住地、嗜好、価値観など細かい条件で細分化していくことを【E】と言う。

現在では【C】よりもより詳細に人物像を想定する【F】を使って分析することもある。【C】が不特定なグループであるのに対し、【F】はあたかも身近に実在するかのような個人の設定だ。【F】を作ることは組織の中に強力な共通認識を生み出すことができ、顧客の生活や嗜好だけでなく、抱える悩みなどまで浮き彫りにすることがある。これらもコンセプト作りに大きく影響する。

【C】
1 point
Clear selection
【D】
1 point
Clear selection
【E】
1 point
Clear selection
【F】
1 point
Clear selection
SDGsと印刷ビジネス

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

近年、国際社会において、SDGs(持続可能な開発目標)の概念が広まっている。SDGsとは、【A】で採択された、持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標である。環境問題、ジェンダー平等、食料不足など、世界の抱えるさまざまな社会問題に対し、達成すべき17のゴールと169のターゲットを設け、解決を目指している。国内では、政府や官庁自治体、経済団体、企業などでこれらの活動を推進するよう求められている。
また、商品・サービスを購入する生活者の意識も変化している。生活者自身が、これらの活動を推進する企業や製品を選択し、購入することで多くの目標に貢献しようとする【B】も、世界的な潮流となっている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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SDGs達成に向けた企業活動の一例を挙げると、ある食品メーカーでは、自社製品パッケージを100%リサイクル、またはリユース可能とし、プラスチックの使用を削減するという目標を設定した。そのために、詰め替えシステムの拡充、代替素材の開発などを行っている。さらに、消費期限前に廃棄される可能性のある自社製品を無人販売機に集約して販売するなど、食品ロス削減にも取り組んでいる。
このような社会環境の変化は、印刷会社にも大きな影響を及ぼす。顧客企業が【C】一体のSDGs活動を方針としている場合、その活動をフォローする立場としての取り組みを要請される。例えば、用紙やインキ、加工・製本材料などの印刷資材や、引接製造工程における有害物質の削減、省資源、再生可能エネルギーの利用など、今後の印刷ビジネスにおいて避けて通れない課題となる。
また、SDGsの目標には【D】への配慮が含まれている。そのため、コンテンツ制作・表現においても影響を受ける。例えば、特定の集団に対する差別的表現、宗教・民族的背景に関連する表現、固定概念に基づくステレオタイプを前提とするような表現など、身長な対応が求められる。

【C
1 point
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【D】
1 point
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マーケティング

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

アメリカ・マーケティング協会(AMA)は「マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。」と定義している。

また、公益社団法人日本マーケティング協会では「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と定義している。

顧客は対価を払って製品やサービスを手に入れるが、モノやコト以外に、それによって得られる幸福感・満足感や問題解決などを期待しているという面がある。このような価値のことを一般に【A】といい、今までに体験したことのないような価値を提供することに意味がある。

しかし競合他社でも同様な価値を提供していることは少なくない。どのようにしたら自社の価値を認めてもらえるか。他社にはない【B】を創る必要がある。【B】は誰を対象として提供するかという関係性が重要であり、評価してくれる顧客を絞り込む必要がある。これを【C】といい、競合他社と顧客が重ならないように絞り込む。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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マーケティングミックスとは、ターゲットとして定めた市場に対して、企業がどのような製品やサービスを開発し、どのような手段で提供するかなどを決定するフレームワークである。代表的なものとして、1960年代に提唱された4Pがあり、以下の項目の側面から戦略を構築する。
・Product:製品
・Price:価格
・Place:流通経路
・Promotion:販促

4Pが提供する企業側の視点であるこのに対し、製品やサービスを購入する消費者(買い手)の視点に立つべきとして、1990年代に提唱されたのが、以下の4Cである。
・Customer Value:製品やサービスを購入することで得られる価値
・Customer Cost:製品やサービスを入手・使用し、廃棄するまでにかかる費用
・Convenience:【D】
・Communication:企業と消費者との双方向コミュニケーションによる価値の伝達

【D】
1 point
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スマートシャープ

次の文中の空欄【A】〜【C】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

画像のシャープ処理とは、印刷における網点化や単に画像を縮小するだけでも起きるボケを抑え、【A】ことをいう。画像内の明暗差の大きな輪郭に、新たに明暗差のある輪郭を付け加えて目立たせる、つまり画像を大きく改変する処理である。そのため、【B】、画像を破壊してしまう恐れがある。

【A】
1 point
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【B
1 point
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Photoshop上で画像のシャープネスを変えるには、いくつかの方法が用意されている。例えば、Photoshopのフィルターメニュー内にある【C】以外のシャープフィルタとして、スマートシャープがある。

この機能は、【C】と同じ結果を得られる「ぼかし(ガウス)」や、それよりも精細で細かめの輪郭を生成する「ぼかし(レンズ)」といったアルゴリズムを選択でき、さらにシャドウ部とハイライト部それぞれ別々の効果の強さを変えられる。【C】のように明暗差を指定して処理を行う「しきい値」はないが、代わりにシャープ処理に伴うノイズを目立たなくする「ノイズを軽減」という機能がある。

【C】とスマートシャープをあえて使い分けるとすると、網点化を行う印刷向けには【C】、ピクセルをそのまま見せるWeb向けにはスマートシャープが適している。

【C】
1 point
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ストックフォト

次の文中の空欄【A】〜【H】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

ストックフォトとは、広告や印刷物などあらゆる媒体に使用することを想定して用意された【A】の提供サービスのことである。昨今は写真だけに止まらず、イラストや動画、3Dデータや音楽などもラインナップされるようになった。
以前のアナログ時代のストックフォトは、レンタルフォトやレンタルポジなどと呼ばれており、ポジフィルム等の【B】を授受していた。店頭で必要なものを選択したり、カタログ上で指定し、送付してもらうため、使用するまでに時間や労力がかかる。また、使用後には返却するため、紛失や損傷がある場合は多額の【C】を支払う義務があった。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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現在、ストックフォトはWebサイトで写真データを検索し、ダウンロードして使用するものに変化した。【B】ではないため、返却の必要もない。使用に際しての許諾条件は、主に以下の二種類である。一つは、一度契約料金を支払った写真は許諾する範囲の中であれば自由に使用できる【D】である。もう一つは、個々の使用ごとに契約料金が発生する【E】である。【E】は使用する媒体やジャンルなどを申請してから契約するもので、その写真の【F】がすべて管理されている。例えば、一定期間独占使用することや、広告利用の場合に他社の使用を制限し、バッティングを防ぐことも可能である。そのため、【E】は【D】に比べ、契約料が高額となる。アナログ時代はこの形態が多くを占めていたが、現在は【D】が多い。【D】の場合、写真1点ごとに支払う契約形態もあるが、月額で1ヶ月あたり数百点の画像を使用できるサブスクリプション方式が主流となっている。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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ストックフォトは許諾条件や許諾範囲を熟読するだけでなく、あらかじめ基本的な著作権や肖像権の知識を持った上で利用すべきである。たとえば人物写真においてはモデルの許諾が得られているか、街並みでは都市景観としても商用の利用ができないものがあることなど、理解しておくべきことは多数ある。許諾の範囲は、各社各様なので利用前には必ず【G】する必要がある。ほぼ制限なく利用できる場合もあれば、Web使用において上限ビュー数を決めていたり、政治や宗教、性風俗などには【H】こともある。

【G】
1 point
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【H】
1 point
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Illustratorの機能

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

Adobe Illustratorは、ベクター系イメージ編集アプリケーションである。イラスト・ロゴや図版の制作、チラシやパッケージなどのDTPデータ、Web表示用のバナーやパーツの作成など、さまざまな用途で使用されている。
Illustratorでデータを作成する際に、頻繁に使用される機能にアピアランスがある。基本構造を変更せずにオブジェクトの【A】に作用する属性で、Illustrator Ver.9から搭載されている。テキストやオブジェクトの塗りや線、不透明度、効果、描画モードなどを設定することができる。例えば、効果ではドロップシャドウやぼかしなどを容易に設定することができる。
Illustratorのドキュメントは、ファイルを作成たバージョンと同じバージョンのアプリケーションでなければ、再編集や保存することができない。旧バージョンで開くための【B】も可能である。この場合、データの外観は極力保持されるが、データ内部が変更され、再編集できなくなることもある。完成データの入稿先が印刷会社であるとき、現行Illustratorではなく下位バージョンのネイティブファイルを指定される場合がある。その際に、【B】を使用することは、不確実な操作だといえる。当該バージョンのアプリケーションでドキュメントを開いて差異がないか確認し、再度保存することが望ましい。

【A】
1 point
Clear selection
【B】
1 point
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Illustratorには本格的な日本語組版機能が搭載されていないため、ページ物の組版には向いていない。例えば、打ち消し線や下線の設定はカスタマイズすることもできない。【C】機能や表組機能も備わっていない。また、ドキュメントに大量の文字や画像を配置すると極端に動作が重くなり、ドキュメントのファイル容量も大きくなるなど、操作性に影響する傾向がある。
現在では、Illustrator iPad版もリリースされている。クラウドを経由してパソコン版とiPad版でデータをやりとりすることができる。また、Apple Pencilなどのスタイラスペンを使用することで、紙と鉛筆のように直感的な描画も可能である。Illustrator iPad版の機能は、パソコン版と【D】。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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サブスクリプション方式

次の文中の空欄【A】〜【C】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

サブスクリプションサービスとは、提供する商品やサービスに対して、一定の利用期間に対して対価を支払う方式のことである。ソフトウェアの他、音楽や動画などのコンテンツ配信サービスにおいて用いられることが多かったが、近年では、飲食、アパレル、自動車など対象領域を拡げている。

また、企業システム、B to Bの分野では【A】などサブスクリプション型のクラウドシステムが数多く登場し、財務・人事・受発注といった基幹業務をクラウドへ移行する動きが活発になっている。これらのサブスクリプションモデルで重要なポイントとして、単なる定額支払で利用するだけではなく、データを集積し、【B】し、新しいサービス改善につなげられることが挙げられる。サービス提供会社やメーカー・販売会社の視点でサービスを提供するだけではなく、サービス提供を通じて顧客のデータを蓄積し、顧客視点でデータを【B】することで、より顧客が満足できるサービスに近づけていくことが可能である。

利用者にとっては、いつでも、好きなだけ「モノやサービスの【C】を利用」できることが大きなメリットである。さらに、購入する際の初期費用や所有するための維持・管理費用を抑えられること、いつでも解約できるなどのメリットがある。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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配色計画

次の文中の空欄【A】〜【I】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

グラフィックデザインの要素の一つに、配色のデザインがある。抽象的なイメージから具体的な配色を考える際に【A】法(意味差判別法)が活用できる。これは企業のイメージや色のイメージなどを評価する方法として広く使われている。暖色系・寒色系、重い・軽い、硬い・柔らかいといった一対の反対の形容詞を用いて、5段階または7段階で感情的なイメージの強さを評価する。配色に限らずデザインのためのリサーチにおいても、ターゲットとなる対象の性別や年齢に応じた嗜好性を調査する場合などに活用されている。

ページデザインでは、色の選択により紙面の印象は変る。明度の低い色は【B】感じを与え、また明度が高く彩度が低中度の色は【C】感じを与える。そのため、紙面の上部に【D】色を持ってくると、重心が上になり不安感を与える。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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暖色系で彩度が高い色は、強い主張をして視線を誘導するが、落ち着きのない感じも与える。例えば、見出し文字などに【E】色を使うと強いインパクトを与えることができ、本文文字に明度の高い色を使うと可読性を損なう恐れがある。
色はさまざまな感情やイメージを人に与える。同一の面積でも暖色系の色は膨張して大きく見える。したがって、寒色系の地網に暖色系の文字を入れると文字は【F】見える。
ソフトな感じとは色相とは別に、【G】の色使いで得られ、逆に低明度な色の組み合わせでは重い硬質な感じが得られる。明度・彩度が共に【H】暖色系の配色は、陽気で活動的な感じを与える。寒色系で明度・彩度が【I】
配色は、暗く陰気な感じを与える。

【E】
3 points
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【F】
0 points
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【G】
1 point
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【H】
1 point
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【I】
1 point
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購買行動プロセスモデルの変遷

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

購買行動プロセスモデルとは、生活者(消費者)が何かを購買する際の行動プロセスをモデル化したものである。このようなモデルを踏まえてマーケティング戦略を設計することで、見込み客が求めるものを適切なタイミングで提供することが可能となる。

購買行動プロセスモデルは、時代と共に変化している。もっとも基本的なものの一つに、「認知・注意、興味・関心、欲求、記憶、行動」のプロセスから構成される【A】がある。大量生産・大量販売を前提に1920年代に提唱された概念だが、現在においても多くの広告・宣伝のメディア展開において参考にされている。テレビCMや新聞・雑誌広告などで製品やサービスを人しててもらい、さらに、興味・関心を惹き、欲しいという感情を呼び起こさせる。それを記憶させ、購買へと誘導することを想定したマーケティング活動は、【A】に基づいたマーケティング活動といえる。しかし、生活者の価値観が多様化し、モノが溢れている時代に適応していない面も多く、このようなモデルを前提とするには限界がある。

【A】
1 point
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近年は、インターネットの普及により、この流れの中に「検索」や購買後の口コミなどを表現する「共有」を加えた【B】というモデルも提唱されるようになった。

また、SNSなどのソーシャルメディアを頻繁に利用する層に特化した購買行動プロセスとして、「共感、確認、参加、共有・拡散」からなる【C】というモデルが提唱されている。スマートフォンの普及に伴い、ソーシャルメディアでの情報共有や口コミなどの発信情報に触れる機会が、格段に増えたことが背景にある。

コンテンツマーケティングを中心としたモデルとして、新たに【D】が提唱されている。【D】は、生活者が情報を「発見」することから始まり、発信企業との「関係構築」、情報の信頼性を「確認」し、購買した後、購買した製品やサービスを「体験」した上で、SNSへの口コミを投稿し、共有するというプロセスを表している。この入り口にある「発見」は、コンテンツマーケティングを想定したものである。

【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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ルビの組版

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

漢字などの読み方を示すために文字の傍らに配置する振り仮名をルビという。漢字の読み方以外に、任意の文字・語に対して特定の読みや意味づけを表すために用いることもある。例えば、「女」と書いて(ひと)と読ませたり、「珈琲」と書いて(コーヒー)のように片仮名でルビを振ることもある。
ルビを付ける対象を親文字という。ルビ文字のサイズは、一般に親文字の【A】である。ただし、見出しなど文字サイズが極端に大きい場合などはその限りではない。
親文字1字ごとにルビを付けることをモノルビという。親文字が熟語であっても、1字ごとにルビを付ける。それに対して、熟語の当て字や【B】、片仮名の外来語を読みに付ける場合などは、対象語全体(複数の親文字)に平均的にルビを付ける。これをグループルビという。【B】とは、単語全体に読みを当てたものである。例えば、「今日」の音読みは(こんにち)だが、【B】では(きょう)となる。グループルビを付けた場合、その対象は分離禁止となる。
活版時代には、拗促音のルビを【C】が使用されないことや、サイズごとに活字を用意しなければならなかったためと考えられる。現在はDTPが普及し、文字サイズの自由度が高くなったため、【C】を使用することも多くなっている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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親文字の中央にルビを配置する方法を中付きといい、縦組および横組で使われる。親文字の先頭とルビ文字列の先頭を揃える方法を【D】といい、縦組でのみ使われる。
InDesign2022では、さまざまなルビ設定と調整が可能である。「ルビの位置と間隔」設定では、中付き、【D】などの他に【E】ルールを選択することができる。これは、ルビ文字の文字列長が親文字より短い場合にルビ文字の両端のアキを「1」、中のアキを各々「2」の比率で配置する方法である。
ルビ文字が親文字より長い場合の調整方法を指定することもできる。文字かけ処理とは、何文字まで親文字にかけていいかを指定することで、「なし」「ルビ1文字分」「親1文字分」などを選択することができる。また、親文字間の調整とは、ルビ文字に合わせて親文字間にアキを入れる方法で、「調整しない」「均等アキ」などの他に【F】ルールを選択することができる。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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広色域印刷の推移

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

デジタルカメラが普及し、高精細の写真画像を容易に扱えるようになった。また、近年のコミックやイラストの多くが、パソコン上で制作せれている。そのため、モニター上で表現した色彩を印刷物で再現できないかという要請は、年々増えている。

オフセット印刷では、早くから多色プロセス印刷による高彩度・広色域印刷の取り組みが行われてきた。例えば、Pantone社が開発した【A】は、専用の高彩度CMYKインキにオレンジ・グリーンを加えた6色プロセス印刷である。AdobeRGBの色域の大部分をカバーする広色域印刷が可能とされる。また、Pantone Colorの90%を再現できるともされている。その他、ハイデルベルグ社が提供するCMYK+RGBの7色プロセス印刷もある。このような多色プロセス印刷が可能になった背景には、FMスクリーニングが普及したことや【B】などが挙げられる。しかし、版数が増え、専用インキを使用するため、通常より割高となる。多色分解であるため、印刷自体も調整が必要である。このような制約が多かったため、普及はしていない。

【A】
0 points
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【B】
1 point
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その後、広色域CMYKインキによる4色印刷も提供されるようになった。通常のCMYKインキに比べて、各色が広色域をカバーしている。ICCプロファイルが提供され、モニターや広色域プリンターなどの運用面でも取り組み易くなっている。油性やUV対応などインキの種類も増えている。しかし、専用インキを使用するため、大部数でなければ採算が取れないという課題がある。【C】やラベル・シール分野を中心に利用されている。

近年では、広色域印刷に対応したインクジェット印刷機や多色プロセス印刷が可能なトナー方式デジタル印刷機が提供されている。これらの機器を利用した広色域印刷が注目されている。広色域のRGBデータを【D】に圧縮することなく、再現することができる。デジタル印刷であるため、小ロットでも実用性が高く、校正も容易である。写真集・美術印刷、CG・イラスト、コミック(同人誌)などの分野では、【E】と呼ばれており、利用が拡大している。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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情報セキュリティ対策

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

パソコン等の情報機器を対象としたセキュリティー対策用ソフトウェアは、広く普及している。一般的なセキュリティー対策ソフトには、主に「ウイルス対策(アンチウイルス)」、「ファイアウォール」、「個人情報保護」、「迷惑メール対策」、「有害サイト規制」などの機能が含まれている。

コンピュータウイルスやスパイウェア、ワーム、ボット、ガンブラーなど悪意のあるソフトウェアを総称して【A】という。電子メールやインターネット上のデータのダウンロード、USBメモリ経由など、さまざまな経路で感染する恐れがある。

【B】とは、ウイルス等で感染したパソコンをロックしたり、ファイルを暗号化して使用不能にした後、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する不正プログラムである。また、【C】詐欺とは、会員制サイトや金融機関等のメールを装いID・パスワード・個人情報などを不正に入手する手口のことである。

コンピュータウイルスとは、本来は既存のプログラムを改ざんして自己増殖するタイプの【A】を指す言葉だが、現在ではこれらの総称として使用されることも多い。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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ある企業のホームページがアクセス不能になったり、サーバーがダウンしたなどと、ニュースで報道されることがある。これはWebサーバーに大量のデータを送りつけて負荷をかけ、機能を停止させるもので、【D】攻撃と呼ばれている。また、特定の企業や機関、組織、官公庁を狙ったものは、標的型メールと呼ばれている。

感染率が高いものの一つに電子メールがある。不明な【E】には注意が必要であり、特に添付されているファイルを開くことは極めて危険である。

個人や家庭におけるコンピューターのセキュリティー対策としては、不正アクセスを防ぐためのファイアウォールやパケットフィルタリングなどの機能を備えた【F】や、ウイルス対策ソフトの導入が有効である。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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電子写真方式デジタル印刷機

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

産業用(プロダクション)プリンターの印刷方式として、代表的なものの一つが電子写真(ゼログラフィー)方式である。元々複写機として開発され普及した技術であり、以下のような原理で印刷を行っている。

(1)帯電
光を当てると電荷が発生する感光体ドラム全体にマイナス電荷を発生(帯電)させる。

(2)露光
帯電させた感光体ドラムにレーザー光、またはLEDで原稿イメージを照射すると、照射された部分のマイナス電荷は除去され、【A】が形成される。

(3)【B】
感光体ドラムにマイナス電荷を帯びた粉体トナーを近づけると、マイナス電荷が除去された【A】だけにトナーが付着する。これを【B】と言う。

(4)転写
感光体ドラム上のトナー像を紙に転写する。感光体ドラムから直接紙に転写する方法と、感光体ドラムから転写ドラムや転写ベルトに転写紙、そこから紙に転写するオフセット方式のものがある。

(5)定着
紙上野トナー像に熱と圧力をかけ、紙に定着させる。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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電子写真方式の着色剤をトナーという。粉体のものが一般的であるが、液体トナーも開発され、実用化されている。

粉体トナーは、【C】を持った樹脂の粒子に顔料などの色材の粒子を付着させたものである。現在の粉体トナーの一粒は5〜10μm程度で、それ以上の微細化には飛散や凝集などの問題があるとされている。

近年の乾式電子写真方式のデジタル印刷機では、さまざまなトナーが開発され、実用化されている。CMYKの他に、金、銀、蛍光カラー、クリアトナー、【D】を加えられるタイプが有る。濃色紙の下地への【D】印刷では、用紙に左右されないCMYK表現が可能である。また、透明フィルムへのCMYKに【D】を上刷りすると、鮮やかな色表現が可能となる。

液体トナーは、1〜2μm程度の粒子を液体の中に分散させたものである。代表的な液体トナー式のデジタル印刷機は、静電ブランケット上にイメージを作り、紙に【E】する方式である。高精細、高品質な印刷が可能とされている。また、CMYKの他に、ライトシアン、ライトマゼンタなど、最大7色を使用することができ、広い色域をカバーしている。さらに、接着層のプライマー処理を行うことによって、フィルム素材などの軟包装分野にも広く使われている。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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数式組版

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

数式や化学心などの組版は、総じて数式組版と呼ぶ。数式組版は、主にプロポーショナルな欧文と記号類と適切なスペーシングを用いて実現する。不適切な配置やスペーシングにより数式の表す意味が変化してしまうこともあるため、一般に数式組版には専門的な知識と経験を要する。

数式、および化学式が使用される印刷物として、理数系の教科書や学参、医薬・理工・情報系の専門書やマニュアル類といったものがある。その他、「1000mL」、「価格1,100円(本体1,000+税10%)」といった表記も数式に含まれ、商品パッケージやフライヤーなどにも使われている。

数式組版では、例えば【A】といった、書字方向とは独立した方向へ文字を配置するばあいがある。この配置は、書字方向に従って配置を行う通常の組版にはない特徴である。

数式組版を行う際には、多様な書体が使用される。主に【B】のラテンアルファベットと直立体の記号類が用いられるが、ブラックレター体、スクリプト体などが使用されることもある。なお、数式にはギリシャ文字もよく用いられる。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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Adobe InDesignには、数式組版機能が搭載されていない。しかし、【C】のようなプラグインを導入することにより、高度な数式を組むことが可能となる。豊富な数式用フォントが用意されており、グラフィカル・インターフェイスでレイアウトできる。また、スタイル機能で効率的な作業が可能というメリットがある。InDesign本体のみで、手作業で位置調整をすることも可能だが、作業量が多くなると、スキルの個人差が大きく品質が一定にならない、といった問題を生じるため、実現的ではない。

LaTeX(ラテック、またはラテフ)は、無償で提供されているオープンソースソフトウェアで、世界的によく使用されている数式組版システムである。また、学術機関によいては標準的な【D】ツールとして普及している。入力が【E】の組版システムであり、InDesignのようなグラフィカル・インターフェイスではない。しかし、修正対応も見据えると、【E】の方がより作業効率がよい。LaTeXを用いた数式組版の習得は比較的容易であり、ユーザーも多く、数式表現の事実上の標準的手法となっている。教科書・学参・専門書などを得意とする印刷会社の多くで、使用されている。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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Webフォント

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

通常、Webブラウザーの閲覧者の端末にインストールされているフォントを使用し、文字を表示している。しかし、この方法ではデザイナーの意図しない表示が行われる可能性がある。

そこで【A】にフォントファイルを置き、デザイナーの意図するフォントを表示する技術がWebフォントである。CSS3.0のfonts moduleにて実現されている。【B】、デザイナーの意図するフォント表示を実現することができる。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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日本語フォントに対応したサービスも提供されている。しかし、日本語は膨大な字種があり、初期のWebフォントサービスでは、レスポンスの低下が著しいという問題があった。現在では、必要な字種だけを【C】する技術が導入され、高速化されている。

日本語環境でWebフォントを採用する意義は、多岐にわたる。企業や製品のWebページでは印刷物と同等のフォントが使用できるため、画像化するなどの手間をかけることなく、ブランドイメージを統一することが可能である。テキスト情報を保持しているため、SEO改善、音声読み上げなどアクセシビリティ上のメリットもある。また、閲覧者のシステム環境に成約されることがないため、印刷物と同等の【D】相当の字種を表示することができ、外字等を利用する頻度も大幅に減ることとなる。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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UDフォントと教科書体

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

現代では、物や環境の使用を特に変えず、障害の有無や年齢などを問わず万人が利用できるような設計、ユニバーサルデザインが求められている。そのような要請に応じるかたちで登場したのが、各社がUD(ユニバーサルデザイン)フォントと呼ばれているものである。

それまで氏以上にパッケージとして流通してきたフォントは、出版・印刷を想定して設計されたものである。それに対して、【A】で使用するために開発されたものがUDフォントの始まりである。ユニバーサルデザインの考え方を取り入れ、見やすさ、読みやすさを重視して設計されている。通常のフォントに対して、【B】、濁点・半濁点とのアキを確保、英数字の判別性向上などの特徴があり、【C】の防止や和欧混植の頻度などに配慮したデザインとなっている。現在では、紙媒体やデジタルスクリーンなどでも広く採用されている。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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近年、UDを想定したデジタル教科書体フォントが注目されている。教科書体とは筆書きの【D】に近い、手書き文字や筆順の学習に向いた書体である。UD教科書体は、硬筆(ボールペンや鉛筆)や【E】の筆致を踏襲し、点・払いの形状を保ちながら太さの強弱を抑えたデザインとすることで、ロービジョン(低視力や見えにくいなどの視覚障害)や【F】(読み書き障害)に配慮されている。教科書だけでなく、学習教材や辞書などでも採用が広がっている。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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カラープロファイルの活用

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

近年では、sRGBを超える色域を持つ【A】やデジタルシネマ規格であるDCI-P3、Apple社が策定した【B】などの広色域規格に対応したディスプレイが、スマートフォンなどのモバイルデバイスを中心に普及しつつある。

Webブラウザーのカラーマネージメント対応も進んでいる。主要なWebブラウザーでは、プロファイルが埋め込まれていない画像は【C】が、プロファイルが埋め込まれているものはそれを反映した色で表示する。このようにWebの利用環境では、広色域画像の本来の色をディスプレイ上に表現できるようになりつつある。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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しかし、通常のWeb制作では多くの画像が、sRGBで作成されている。またWebサービス側で画像のプロファイルが破棄されることも多い。これは、一覧表示用に画像サムネイルを生成したり、画像を再圧縮する際にカラープロファイルを削除してしまうためである。

PhotoshopやInDesign、Illustrator等で画像を保存する際にも、プロファイルが削除されることがある。Web上のストックフォロサービスでも、プロファイルが削除された画像がまだ多く、撮影者の意図した色で表示できないことがある。画像の多くはsRGB変換されているが、中にはAdobe RGBであるのにプロファイルが削除されているものもある。Photoshopのカラー設定は、初期設定では【D】になっている。この設定で、AdobeRGBで作成しプロファイルを削除した画像を開くと、警告無しに強制的にsRGBプロファイルを使って開いてしまうため、【E】。

広色域なモバイルデバイスなどの色再現性能を生かした魅力的なWebコンテンツ作成のためには、これまでの「Web向けはsRGB」という固定観念から脱し、カラープロファイルの扱いを正しく知っておく必要があるだろう。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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デジタルサイネージの進化

次の文中の空欄【A】〜【F】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

デジタルサイネージとは、屋外や店舗・公共機関などに設置されたディスプレイ機器を使って情報を発信するシステムの総称である。近年は、ディスプレイや通信環境の進化、切り替え可能なコンテンツ配信、スマートフォンや顔認証技術などの双方向性により、コミュニケーションメディアとしても活用されている。

現在のサイネージ用ディスプレイは、4K対応のものも増えている。さらに、8K相当のディスプレイや【A】、曲面型ディスプレイを組み合わせた大型ビジョンも登場し、新設の商業施設やパブリックビューイングにも利用されている。ミラータイプや透過型ディスプレイもある。

電源供給がなくても表示可能な【B】方式は、非常時や災害時用の告知手段として自治体で導入されるケースが増えている。

インタラクティブなユーザーインタフェースの例として、画面にタッチすることで表示内容を変更する方式や、利用者がスマートフォンで【C】を読み取ると、クーポンを取得できる方式もある。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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あるアパレル系小売店では、デジタルサイネージとスマートフォンアプリを連携させている。撮影機能付きのデジタルサイネージを設置し、その場で撮影した顔写真から来店客ごとのアバターを作り、店舗内の商品をコーディネートする。利用者はスマートフォンアプリで、店内のお気に入り商品の【C】を読み取りコーディネートするだけでなく、即時にオンラインストアでも購入でき、手ぶらで変えることもできる。デジタルサイネージによって新たな顧客体験を創出する【D】型の次世代店舗として注目されている。

さらに、最近では多言語サイネージも登場している。チャットポット、多言語の音声対話機能を搭載したサイネージ型【E】が、鉄道駅の構内ガイドのために設置されている。利用者の音声やテキスト入力に対して、画面上のキャラクターが応答し、施設の案内を行う。インタラクティブ、かつ多言語のコミュニケーションが可能、対象に応じた提案ができるだけでなく、【F】から消費者のニーズを分析できるというメリットがある。応用範囲は広く、今後、さまざまな場所で利用される可能性が高い。

【D】
1 point
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【E】
1 point
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【F】
1 point
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色の混合

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

人間が物の色を認識するには、「光」「物体」「視覚」があって成り立つ。太陽光をプリズムに通すと虹色のような色の帯ができ、この色の帯を【A】に分けることを分光という。

人間の目で見える領域の光を可視光線と呼ぶ。スペクトルを人間が色と認識するのは、この特定の波長が人間の網膜に刺激を与えて色として感じるためである。スペクトルは虹の見え方のように赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順に並んでいる。これはそれぞれの【B】が違うために生じる現象で、光の中で最も波長の短い部分は【C】見え、長い部分は【D】見える。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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【D】
1 point
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人の視神経には、明暗だけに敏感で色は識別しない桿体細胞と、色を感じる錐体細胞とがある。錐体は含まれる物質によりRGBの各光に感度を持つ3種類に分かれる。各色に対応した錐体は薄暗いところで反応の仕方が異なるので、【E】。そのため、色評価には十分な明るさが必要である。

光が物質の表面に当たると、物体を構成する物質の種類や分子構造によってある波長域の光に【F】が起こり、反射・透過して目に入り色を感じる。このように光の吸収と反射で色を表現することを【G】という。

【E】
1 point
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【F】
1 point
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【G】
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縦書きを実現するWeb環境

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

日本国内の出版物は、古くから縦書きが中心であった。現代においても新聞・雑誌・書籍など出版物の多くが縦書きである。詩や俳句・短歌・小説などの文芸作品のほとんども、縦書きで出版されている。さらに、はがき・封書の宛名、手紙の文章などの手書き文書も縦書きであることが多い。一方、オフィス文書や官庁自治体における公文書は、ほとんどが横書きである。小中高校の教科書も国語以外はほとんどが横書きである。全体を通してみると、縦書きと横書きが混在しているといえる。

1990年代に世界的にインターネット環境が整備され、Webを通じた情報発信が劇的に増えることとなった。しかし、その当時のWeb環境は、英語圏が中心となって発展したため、左横書き(左から右)のみの対応であった。2010年頃、電子書籍フォーマット規格が議論された際、台湾を含む中国語、モンゴル語、朝鮮語、日本語などアジア圏の縦書きへの対応が、国際的な電子書籍発展の課題であるとされ、【A】において縦書きが実現した。その後、国内で販売された文芸作品の電子書籍の大多数が、縦書きとなっている。

【A】
1 point
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世界には左から右(ラテン語、インド語)の横書きの他に、右から左(【B】)の横書き、双方向(ラテン語と【B】の同時使用)、右から左へ行を送る縦書き(日本語、中国語など)、左から右へ行を送る縦書き(モンゴル語)など、多様な書字方向が存在する。現在では、主要なWebブラウザーや電子書籍ビューアーがCSSの【C】に対応しており、Web文書やEPUB書籍でこれらを表現することができる。【C】は、2019年12月にW3Cの勧告、つまり標準となった。

例えば、Webデザインとして和のテイストを追求すると、縦書きデザインを取り入れることは効果的である。また、PCやスマートフォンなどで意図したフォントを表示する【D】の利用も増えている。縦書きやそれに相応しい【D】によって、今後のPCやスマートフォンにおけるWebデザインが広がることが予想される。

【B】
1 point
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【C】
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【D】
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タブレットデバイスの進化

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

近年、タブレット式のモバイルデバイスは、ホビーだけでなく、プロ向けとしての性格を強めている。デザインラフの作成では、紙に替わるものとしての地位を確立しており、写真・画像の分野でも写真管理・現像ソフトウェアである【A】を使える上に、「フル機能」と謳うタブレット版Photoshopが発表されるなど、次第に浸透している。また、専用の【B】が発売されており、スケッチなど直感的な操作ができるとして、併用されることも多い。

これらのデバイスでは、ソフトウェアとしてのカラーマネジメント機能は一応OS側で用意されており、多くのアプリは画像に埋め込んだカラープロファイルをきちんと認識して処理している。しかしソフトウェアとして仕組みがあったとしても、それを表示するハードウェア側、ディスプレイ自体の発色を担保することはまだできていない。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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ディスプレイの発色をキャリブレーターで計測しプロファイルを作成することは可能だが、一部アプリ上でのみしか使用できないなど、【C】。周辺の光量に応じて輝度を調整したり、さらには周辺の色温度に合わせて【D】などの機能も搭載されている。これらはカラーを再現するというよりユーザーの快適さを重視しており、厳密なカラーコミュニケーションをこれらのモバイルデバイス単体で行うことは難しい状況である。

それにも関わらずプロが使用するのは、これらの弱点を理解した上で、何よりも軽く持ち運びやすく、思いついたときに気軽に確認などの作業を行える、といった利便性やスピードアップに貢献するからだろう。モバイルデバイスがさらに進化していけば、本来のカラーマネジメントの一環に組み込めるようになるかもしれない。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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モニターと反射物の観察環境

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

モニターの観察環境において、フラットな照明下に比べ、赤い照明下で赤成分が多いものは、【A】。赤のエネルギーが少ない照明下で赤い部分は【B】。例えば、標準光D50の下で2つのものが同じ色に見えても、D65では違って見えることもある。

このように、分光反射率の異なる2つの色が特定の光源下で同じ色に見えることを、【C】という。照度とモニターの輝度は、それぞれ別々に決めればよいというものではなく、両者の関係を考慮して設定しなければならない。

【A】
1 point
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【B】
1 point
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【C】
1 point
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モニターと反射物の照度の適正値は、モニターの基準白色輝度、周囲の状況などにより変化すると考えられるので、以下の手順で設定することが望ましい。
1.モニターの設置、調整
2.反射物(サンプル:未印刷の用紙など)の設置
3.モニター側照度の調整(モニターの基準白色は【D】認知され、シャドウ部の階調再現が確認できる照度に調整する。)
4.反射物側の照度の調整(印刷用紙などの明るさ感がモニター基準白色の明るさ感と同じになる範囲に設定する。照度が高すぎると用紙の明るさ感が増し、モニターの再現範囲を超えてしまう。)

【D】
1 point
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色を正しく判断するには、作業する現場の背景や壁などの色の整備から行うことが理想的であるが、第1ステップとして、【E】によるモニター環境を整備することは比較的容易にできる。

モニターの観察環境の整備や標準化によって、色の伝達がより効率的になり、色見本を見ながらモニター上で色修正をしたり、現場やクライアント側にも同様の環境を構築することによって、作業効率アップや品質向上になる。

【E】
1 point
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合成フォント

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

InDesignやIllustratorなどのアプリケーションには、「漢字」「かな」「全角役物」「全角記号」「【A】」「半角数字」などの文字種に対して個別にフォントを設定する合成フォントの機能が搭載されている。その際、個々のフォントに対して、サイズ(%)やベースラインの高さなどを設定することもできる。【B】についても、パーセンテージを自由に設定できる。

【A】
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【B】
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例えば、欧字のキャピタル(大文字)はベースラインより上にデザインされており、【C】まで突き出しているのは、小文字の「g」「y」など一部の文字に限られる。そのため、和欧混植の際にベースラインより下側の白地が目立つことがある。合成フォントの機能でベースラインや文字サイズを調整することで、バランスを良くすることができる。
ただし、同サイズの欧文フォントと和文フォントで【D】が同じに見えるフォントでも、サイズ調整すると【D】は不揃いになるため、注意が必要である。
InDesignやIllustratorの合成フォント機能には、さらに「特殊文字」という機能があり、指定した【E】だけにフォントを設定することもできる。

【C】
1 point
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【D】
1 point
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【E】
1 point
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オーバープリントと透明効果

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

オフセット印刷において、絵柄の上に墨文字(K100%)が重なっている場合、文字の下地の色がなくなっていると印刷時の微細なズレによって文字のふちに【A】色が出てしまう。そのため、通常は墨文字(K100%)にオーバープリントを設定し、下地の色が残るようにすることで【A】色が出ないようにする。

一方、墨以外のプロセスカラーのオブジェクトに対してオーバープリントを設定するケースはめったにない。例外として学習参考書などで【B】版にオーバープリントを設定し、解答や解説を記載するケースがある。

オーバープリントは、上側(前面)のオブジェクトに使用されていない色は、下側(背面)の色を使用するという形で実現されている。すなわち、上側がM90+Y20+K10、下側がC70+M30+K5であったとき、出力されるのは、【C】のオブジェクトになる。

意図しないオーバープリント設定が残っていると、思わぬ出力結果となることがある。例えば【D】文字にオーバープリントを設定した場合には、文字はすっかり欠落した状態となる。このようなトラブルを回避するには、事前にAcrobat Proなどを用いて、オーバープリントの設定が意図通りとなっているかどうか確認することが重要である。

【A】
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【B】
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【C】
1 point
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RIP上では墨文字(K100%)に対してオーバープリントを自動化する設定(自動墨ノセ)があるが、現在では注意深く、運用する必要がある。つまり、【E】が適用されたオブジェクトを含むレイアウトデータを、PostScriptやPDF1.3のファイル形式で保存する場合、DTPアプリケーション上で分割・統合することが必要になる。オーバープリントが設定されているオブジェクトが分割統合の対象になると、K100%ではなくなり、オーバープリントが適用されなくなるためである。

また、RIP上で墨(K100%)以外のオブジェクトへのオーバープリントを【F】する設定がある。例えば、特色が設定されたオブジェクトに【E】が適用されると、分割統合処理によりオーバープリントとして表現される場合がある。RIP上でオーバープリントを【F】するように設定されていた場合は、不正な出力となる。

Illustrator9.0やInDesign以降に搭載された【E】はPDF1.4以降に対応されたもので、PostScriptやEPS、PDF1.3以前のPDFにはその概念がなく、書き出すことができない。したがって【E】が適用されているレイアウトデータを【G】形式で保存する場合、関連したオブジェクトに対して分割統合が行われ、ラスタライズ(画像化)した状態で保存される。

このように、RIPで自動的にオーバープリントを補正する処理は、【E】が存在しない時代の手法であり、PDF/X-4が主流となった現在のDTP運用においては利用すべきではないといえる。

【E】
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【F】
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【G】
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デジタルカメラの保存形式

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

デジタルカメラにおけるイメージセンサー(固体撮像素子)の仕組みとして代表的なものに、3版式(3CCD)と単板式(1枚CCD)がある。現在の一眼レフやコンパクトカメラの主流である単板式は、1枚のイメージセンサーの撮像素子ごとにRGBの色フィルターを通した光を記録するもので、画素ごとに周辺画素の色情報を集め、計算して【A】画像を作り出す。この工程を【B】処理と呼ぶ。

この工程と並行して色や明るさのトーン等を自動レタッチする画像処理を行い、完成した画像をJPEGやTIFFなどのフォーマットで保存している。汎用画像フォーマットの一つであるJPEGは【C】であり、元データと比較すると画質劣化は避けられない。また、TIFFやJPEGといった画像形式は、イメージセンサーで得た情報よりも光の強弱の幅、【D】が狭く、センサーデータを画像化するためには多くの情報を圧縮したり、切り捨てたりしなければならない。

【A】
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【B】
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【C】
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【D】
1 point
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現在、ほとんどのデジタルカメラでは、【B】前の生データをそのままファイル保存する機能があり、これを【E】画像と呼んでいる。【E】画像は専門に設計されたソフトウェアによって調整が可能で、この処理をフィルムカメラに例えて【F】と呼んでいる。【F】された画像の画質傾向はソフトウェアの採用するアルゴリズムによって大きく変化するため、多くのユーザーは自分の好みや目的によって【F】ソフトウェアを選び、使い分けている。

各ソフトウェアによって仕上がりに差が出ることを肯定的に捉えれば「使い分ける」ことになるが、DTPのワークフローを考えれば「色が大きく変わってしまう」というトラブルとも受け取れるので危険なことである。したがって、印刷原稿入稿として【G】というのが現時点でのコンセンサスである。

【E】
1 point
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【F】
1 point
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【G】
1 point
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スタイル機能

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

レイアウトデータを作成する際、テキストの書式やオブジェクトのカラー・形状などを設定し、配置を行う。これらは繰り返し行う必要があるため、一つ一つを手動で対応することは、効率的とは言えず、作業の漏れやミスも起こりがちである。
スタイル機能はこのような設定を予めまとめて登録しておくもので、登録したスタイルを複数のオブジェクトに適用することができる。個々に設定する必要がないため、作業を効率化し、ミスを減らすことができる。一旦、スタイルを適用した箇所については、元のスタイルを変更・更新するだけで、設定を【A】することができる。
InDesignとIllustratorに搭載されているテキストの機能には、【B】スタイルと【C】スタイルがある。【B】スタイルはテキストに適用できる文字書式の属性の集まりである。また、【C】スタイルは、【B】と【C】の両方の属性を含み、【C】に適用することができる。

【A】
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【B】
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【C】
1 point
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InDesignでスタイルの適用と手動で設定した属性が重複すると、手動で設定した属性が優先される。このような状態を【D】といい、その後スタイル内の属性を変更したり、他のスタイルを適用しても、変更されないことになる。手動の設定を消去するには、InDesignでは「【D】の消去」という操作を実行する。Illustratorでも、同等の状態が起こることがあり、その際には「属性変更を解除」というメニューを実行する。
また、Illustratorには、アピアランスの設定のセットをまとめて適用する【E】スタイルがある。

【D】
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【E】
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見出しの組み方

次の文中の空欄【A】〜【E】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

見出しとは、さまざまな文書において本文の最初に置かれる、内容の要点をまとめた短い言葉である。読み手に対して文書への注目を集め、無理なく読み進められるようにするには、見出しの配置方法が重要である。フライヤーやパンフレット、企画書など、文書で構成されるレイアウトで使われる見出しは、そこを読むことで文書に何が書かれているのか理解し、本文へと【A】する効果がある。

見出しには一番目に付きやすい大見出し、中見出し、本文の段落上に使う【B】と、段階に分けて複数の見出しを使い分ける。本文より大きいサイズで太い書体を使うことが一般的である。同じ【C】のウエイト変更や、見出し用の書体を使う場合もある。

見出しへの注目度をより高めるために、大見出しや中見出しの組方向を変えたり、字間を狭める【D】を行うことで一体感を強めさせる場合もある。また、文字の周囲に【E】を配置したり、背景に色を敷くといった表現も効果的である。

【A】
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【B】
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【C】
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【D】
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【E】
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親ページ(マスターページ)

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

雑誌や書籍、カタログなどページ数の多い冊子では、予め基本となるフォーマットを作成し、フォーマットに即してレイアウトすることが一般的である。ページレイアウトソフトで、これを実現する機能として代表的なものがマスターページ(InDesign 2022では親ページ)である。PowerPointやKeynote、Googleスライドなどのプレゼンテーションソフトでもスライドマスターやテーマなどの名称で同等の機能がある。
InDesign 2022では、実際のドキュメントページにレイアウトする前に、親ページにレイアウトの基本となるマージンや柱のほか、各ページに共通配置するオブジェクト類を配置しておく。新たにページを追加する際に親ページを適用すると、親ページに配置したオブジェクト類が同じように配置される。また、親ページのレイアウトを変更すると、適用した各ページのレイアウトも【A】されるため、個別に修正を行う必要がなく、正確な作業が行える。

【A】
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親ページにノンブル(ページ番号)を一定の書式にしたがって設定すると、適用された各ページ上に【B】することができる。編集途中でページを追加・削除しても、その都度適切な番号が割り振られる。扉や【C】、索引、また章ごとに親ページを作成・適用することで、全体のデザインやレイアウトを効率的に行える。
なお、親ページに配置したオブジェクトは、適用されたページ上でロックされており、修正できないようになっている。ロックを解除して編集することも可能だが、親ページで設定されたレイアウトとは異なった状態になってしまうため、通常は行わない。
多ページ物や差あっしをレイアウトする際は、親ページ(マスターページ)機能を活用することで、より性格で効率的に作業することができる。Illustratorではアートボードを利用して複数ページのレイアウトも可能だが、親ページ(マスターページ)機能は【D】。

【B】
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【C】
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【D】
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マーケティングオートメーションの進展

次の文中の空欄【A】〜【G】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

市場の成長期においては、マス・マーケティングは有効性が高いとされている。マス・プロダクション(大量生産)、マス・コミュニケーション(大量伝達)などにより市場を支配する戦略である。消費者の生活意識や生活欲求が【A】な時代には、マス・マーケティングは効率の良い手法だったといえる。

しかし、市場が成熟化するとマス・マーケティングの効果は【B】、きめ細かな地域戦略を特徴とするエリア・マーケティングや特定顧客層を狙うターゲット・マーケティングの必要性が生まれてきた。現在は、嗜好が多様化し、よりターゲットに密着した手法が必要になっている。

かつて、個人の情報収集といえば、クレジットカードやポイントカードによるものに限定されていた。しかし、インターネットの利用やさまざまな会員システムが普及したことで、個人情報をリアルタイムに入手できるようになっている。

【A】
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【B】
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このような市場環境を支えているものが、CRM(顧客関係管理)である。CRMは市場環境の変化に対応し、消費者個別のニーズに合わえた【C】の基盤となり、売上拡大や収益性の向上を目指す情報システム・経営手法である。個人を対象にきめ細かなアプローチをするには、加古の購買履歴など個人情報に基づくマーケティングが必要となったことが背景にある。

B to CにおけるMA(マーケティングオートメーション)とは、セグメンテーションに基づくキャンペーン実行や顧客行動に対応した自動オファーなどで成果拡大を目指すことである。B to BにおけるMAでは、リードナーチャリング(見込み客から真の顧客へと育成すること)など営業初期段階の支援を目指す。いかにリード(見込み客)を増やすかということを目的とし、主に【D】が使うツールである。

多くのMAでは、メール配信や登録フォーム、キャンペーン管理、リード管理、マーケティング分析、Web解析、リードの行動分析などの機能が実装されている。例えば、ある企業のサイトを訪れた顧客の行動や購買履歴に応じたシナリオを設定し、シナリオに従って自動的にメール送付やマイページへの誘導を行い、購買を促す仕組みがある。オペレーション部分を自動化することで素早くPDCAを回し、効果の高いキャンペーンを実行することが可能となる。

【C】
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【D】
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このような潜在顧客へのメールの開封率は、通常のメールマガジンより【E】。しかし、DM(ダイレクトメール)やターゲットに特化したカタログを使用することで、高倍率や購買金額向上の効果を【F】することも可能である。マーケティングオートメーションとリンクしたDMや印刷物を提案し、提供・運営することは、今後の印刷ビジネスとして大きく期待される分野である。

近年は、印刷会社が顧客のキャンペーン業務やDM発送、コールセンター運営などを請け負ったり、代行することが増えており、【G】と呼ばれている。

【E】
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【F】
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【G】
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ダブルトーンと2色印刷

次の文中の空欄【A】〜【D】に入る最も適切なものを[解答群]の中から選びなさい。

ダブルトーンとは、写真集などでモノクロ写真を印刷する場合に用いられる手法である。【A】を目的として、2色・2版を使用する。また、暗い部分のディテールを強調することもある。特色の選択次第で、色味を変えることも可能である。

例えば、主版を墨、副版を特色グレーとする。中間調からハイライトにかけての階調を補うとともに、シャドウ側も2色のインキが乗るため、より深みのある墨色が表現できる。グレースケール画像をCMYKに変換してグレーを表現する、いわゆる4色グレーと比較して、【B】。

【A】
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【B】
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2色印刷は、ダブルトーンと同様に2色・2版で印刷する手法である。しかし、その目的や用途、製作方法は大きく異る。4色印刷より費用が抑えられること、1色印刷に比べるとより強い印象を与えられることから、チラシや同人誌などの一部で使用されている。

通常の2色印刷は、4色データを元に2色・2版のデータを製作する。例えば、緑と赤のような【C】を使用し、緑成分を緑、赤成分を赤のように振り分け、2色の掛け合わせで中間色を表現する。組み合わせるカラーによってさまざまな表現が可能である。2色印刷には赤と墨、藍と墨のように墨基調のものも多いが、赤味の部分は赤、暗い部分は墨、というように元の色調に基づいて再現する場合もある。

ダブルトーンも2色印刷も【D】。

【C】
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【D】
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